人間関係の悩みが人生を幸せに変える!その極意と実践方法

人間関係の悩みは、私たちの日々の暮らしの中で上位に入ってくる悩み事ですね。あの人の考え方はちょっと違うし、私と価値観も違うと感じた経験は、あなたにもあると思います。

価値観が違う人がいるといろんな角度から物事を捉えることができますが、悩むことも出てきます。できれば悩みたくはありませんね。けれど、この悩みこそが人生を幸せに変えるヒントの宝庫なのです。

更に、価値観が違う人とのことで悩まずに解放されるなら、そのために他人を変えることができると知れば嬉しくなりませんか?

「自分は変えられても相手を変えることはできない。」とよく言われるほど、難しく不可能に近いことのように思われていますが、ニチメコでは「相手を変えることができる。」という学びをしているんです。

魔法のように思えるかもしれませんが、魔法ではありません。魔法のように効果がある極意と実践方法です。どうやって相手を変えるのか、紐解いていきましょう。

人と人の間に働く作用について

私たちは日々、いろいろな人と関わりながら生活しています。仲良しで気の合う人もいれば、なんか虫が好かない気に入らない相手もいます。尊敬できる人もいれば、なんとなく軽蔑してしまう人もいます。

さて、そこにはいったいどんな作用が働いているのか、相手から受ける印象と生じる感情の一部を上げてみました。

    • 彼女はとても優しくて親切、何でも話せるし気が合ってとても楽しい。
    • あの人は、いつも私のすることに言いがかりを付けてくるから嫌い。
    • あの人はいつも自分の自慢話ばかりして、頭にくる。
    • あの人のおせっかいにはもううんざりする。
    • 上司に小言を言われると落ち込んでしまう。

こんな風にいろいろな感情が表れます。実は、こうして炙り出された感情の中に、私達が心を成長させるためのヒントが隠されているのです。

人間関係のからくり

そもそも、相手のことを嫌いだと思ったり好きだと思うのはなぜなのでしょう。

それは相手のせいでしょうか?
いいえ、そうではありません。

相手はあなたの持っている感情を表面化させるために、あなたの前に登場していると考えてみてください。あなたの持っている感情が相手によって引き出されているのです。

そして、相手と自分の間で感情の化学反応が起きているのです。つまり、相手によって引き出された自分の感情なしでは、この化学反応は起こりません。

相手がそんな言葉を言ったことに、あるいはそんな態度を取ったから、あなたから怒りや悔しさや、絶望感や罪悪感などが引き出されたわけです。同じ言動に出くわしても、そこで感じる感情は人それぞれ違ってきます。つまりそこには絶対性は無いということになります。

実はそこに、私たちにとっての大きな意味があるのです。

実践1. 同じような状況で起こる感情に気づく

私たちは生まれてから今日にいたるまで、いろんな感情を感じてきました。そして、そのたびに喜んだり落ち込んだりを、何度も何度も繰り返してきました。

そこで、あなた自身のことに意識を向けて考えてみてください。なぜかいつも同じような感情が沸き起こり、そして同じようなことが繰り返されていると思いませんか?

繰り返されることで、あなたが無意識に強化している感情に気づいてもらいたいからなのです。

例えば怒りを感じる場面を思い出してみると、似たような状況で怒りを感じていることに気づくと思います。それは人の言葉だったり態度に反応して、無意識に怒りを感じるということです。

相手は違っても、同じような態度や言葉で怒りのスイッチが入ることが多いと気づいたら、それは怒りという感情をより感じやすくするための強化学習を繰り返しているということです。

私たちの現実は、私たちの持つ意識で作られていると言われていますが、その意識に作用しているのが感情なのです。そして、それらの感情がポジティブにしろネガティブにしろ、私たちの意識に働きかけ体験する現実を司っているのです。

私たちが体験している出来事を司っているのが感情だということは、いつも楽しい幸せな感情を持ち続けていると、それを意識が受けとり、あなたが体験する現実が幸せで楽しいものに変化していくということですね。

単純に言えば、嫌な感情を取り除いて幸せな感情ばかりを感じていれば、いつも幸せな現実を体験するということになります。

けれど、これは決して嫌な感情を我慢して押し込めるという意味ではありません。沸き起こってきた嫌な感情とじっくり向き合って、「ああ、今私はこんな感情を感じているんだ。」と、自分をもう一人の自分が見ているような感じで、冷静に観察してみてください。

自分が抱いている感情を冷静に観察することは、あらゆる実践の極意です。感情を冷静に観察することで、現在の自分を知ることができるだけでなく、未来の自分を変えることもできるからです。

実践2.嫌な感情を取り除く

どんな感情を感じているのかわかってきたら、次にすることは、観察していていらない感情が出てきたときの対処の仕方です。

あなたが、「ああ悔しい!頭にくる!絶対に許せない!」そう感じたとしましょう。

その時にすかさず、もう一人の自分を頭の中に登場させてみてください。そして「ああ、私は今悔しさを感じている。怒っている。絶対に許せないと思っている。」という見方で自分を俯瞰します。

感情に入ってしまっているときは、ちょっとエネルギーが要ります。けれど、もうひとりの自分が俯瞰するのは大切な習慣になりますから、これを習慣にしてください。そうすると、自分が感情の渦に巻き込まれたとしても、早々にその渦の中から抜け出せるようになっていきます。

その後、自分にこう問いかけるのです。「今感じたその感情をこれからも感じたいか?感じたくないか?」

そんな感情は感じたくないとしたら、「もうその感情はいらない!」って断言してください。

もう二度とその感情は感じたくないって断言するとともに、いらない感情を焼却炉に入れて燃やすイメージをするのも、その感情を消去するのに効果があります。

このステップを繰り返していきます。

今まで何度も感じてきた感情ですから、一度や二度ではすっきり消し去ることは難しいかもしれません。そんなときは繰り返し繰り返し、感情が表れるたびにこの作業をしてみてください。

感情を消した後

こうして繰り返し不要な感情を消去し続けた後、あなたが体験する世界も見ておきましょう。

「頭にくる!」という怒りの感情をあなたの中から完全に消去しました。すると、その感情は二度と表れなくなります。もうその怒りを感じる必要がないからです。

ということは、あなたの中の「頭にくる」という感情を炙り出してくれた相手は、もう存在する必要がなくなるのです。その結果、相手があなたの前からいなくなるとか、相手の性格が変わったように感じることがあります。

つまり、あなたの目の前にいる相手こそ、あなたが幸せに気づくために現れてくれた登場人物だったのです。

特に夫婦やパートナーとの人間関係は、本当に間近で感情を体験し合う相手ですから、感情の出方もリアルですね。そして仲がいいときも悪いときも、それぞれの感情を強烈に感じるものです。

むしろお互いの感情を炙り出すために現れてくれた最強の相手と思っても言い過ぎではないと思います。

感情が沸き起こる理由

それほど大きな影響を与える感情について、ここで少し、感情が沸き起こる理由について考えてみましょう。そこには意外にも自分がこうだと思い込んでいるものが大いに影響しているのです。

子どもの頃に親から、片付けることを徹底して躾られた人にとって、パートナーが片付けが苦手な人だとしたら、片付けない相手に怒りが出てきます。他にも「~するのは悪いこと」と躾られていたら、そうしている相手を許せない感情が沸いてくるでしょう。

感情を司るものに、子どものころに教えられたことや、周囲の情報からのすりこみなどの思い込みがあります。「~はこういうものだ」というのを信じて当たり前になっていることこそが、感情の元となっているのです。

私の場合ですが、「夫婦は仲良くすべきだ。」という思い込みがあることに最近になってようやく気がつきました。理想の仲の良い夫婦像を追いかけて、自分の感情を追いやってしまったばかりにとても苦しい思いをしたことがありました。

さて、私たちが学ぶハイゼミでは「あらゆる思い込みを手放しましょう。」と言われます。思い込みこそが私たちの人生を左右し制限しているのです。私たちは意外にも多くの思い込みを持っています。いいえ、むしろ思い込みで自分は出来ていると言えるのかもしれません。そしてそれが当然のごとく浸透しているのです。

いかがでしょうか?
あなたの思い込み、見つけられそうですか?

思い込みから表れる感情こそが、あなたの体験している人間関係にあるのです。そして、思い込みを見つけそれを解除していくことが、あなたの意識の広がり、意識の上昇に強いてはあなたの幸せな人生に繋がるのです。

人間関係の悩みから、沸き起こる感情をとらえて消去し、その元になる思い込みに気づくこと。そのステップがあなたを必ず幸せに導いてくれる事でしょう。


       
【無料】良好な人間関係を実現
計2900名がダウンロードし満足度96%
【無料】人間関係を改善
計2900名・満足度96%