先輩に好かれる方法って?~3つの心がけと7つのポイント

  • 2016年2月23日
  • 2022年3月15日
  • 仕事
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職場で人間関係をしっかり築くことは、仕事を楽しくしていくのにとても大切です。特に先輩となかよくできると、困った時に尋ねやすかったり、経験話をいろいろと聞くことができたり、進んで仕事を教えてもらえたり、助かることがいっぱい。

でも、わたしの性格ではむずかしいのでは?と思われたとしたら、心配はいりません。ごく当たり前のことができればいいのです。「素直・ていねい・誠実」の心がけで

幼稚園時代から大学まで人間関係で苦しんできた看護師2年目の娘が、今、周りのスタッフと楽しく仕事をしているという話を聞きながら、先輩に好かれる方法をまとめてみました。

娘は、仕事を始めた頃は毎日倒れ込むように、心と身体がボロボロの状態で帰ってきました。怖い先輩がいて、頻繁に注意されるということが辛いと、2年前のある日泣きながら話していました。ところが、その一番怖かった先輩が、今では一番の理解者になってくれているようです。そこに至ったのは、次のことをし続けたからではないか?と娘の話から感じました。

 

1.あいさつは、基本中の基本! 笑顔で、目を見て

朝、初めて会った人には、「おはようございます」と目を見て言い、軽く会釈をする。このようなあいさつは、基本中の基本と言えるでしょう。しっかりしたあいさつの習慣は、お客さまの応対にも自然に生かされますし、部分的なことだけに限らず、あなたがどんな人に見られるかに大きく影響します。

「あいさつは基本だよ。」と2人の娘たちには常々話してきました。娘を育ててくれた母も、そこをよく伝えてくれたようです。学生時代にはあまり活かせていないようでしたが(笑)、社会人になってどうやらそこを感じ取ってくれ、実践しているようです。

わたしの通っていた大学では、門に入る前に一礼することを義務付けられました。あの頃は、何でそんなことを要求されるのか不思議でなりませんでした。今、その4年間の習慣が大きく影響していて、人だけでなく、場所にも「こんにちは。よろしくおねがいします。」と自然にあいさつをしている自分を発見します。そうすると、場所にも受け入れられた感がするのです。

 

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2.親しき中にも礼儀あり 敬語は使い続ける

親しい間柄になると、いつの間にか敬語を使わなくなり、いわゆる『タメ語』に自然になっていきます。敬語を使っていると仲よしでない気もしてしまう・・・そういう風に感じられる人もいるかもしれません。同級生とか同僚とか同じ立場の人にはそれでもいいでしょう。でも、上司や先輩の場合は、例え年下であってもタメ語オンリーはNG。自分に矢印が向く言葉はタメ語でも、話しかける言葉の語尾は、「だよね」ではなく、「そうですよね」などと丁寧語がよいでしょう。

ちょっと引いているように見られがちで、「いいよ、そんなに丁寧な言葉を使わなくても。」と言われることもありますが、「これがわたし!これはやめられない。」と開き直り、使い続けています。ケース・バイ・ケースかもしれませんが、親しみの表現は言葉以外にも笑顔や真剣さや思いやりで伝わるはずのではないかと感じています。

例えば「やばい」などの言葉は、娘は親しい先輩などに使うときは、「やばいですよね。」などと語尾で自然にフォローしているようです。

 

3.心を込めて、ていねいに仕事をする

 『ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)』も、組織で多くの人と関わりながら働く場所では、欠かせない重要ポイントでしょう。円滑に仕事を進めていくには、進捗状況や現状が、スタッフ全員の共通理解があることが必須です。疑問点は、独りよがりで進めることなく、必ず相談して行うことでミスも防げます。

特に失敗は、早く伝えるべき。隠し立てすることなく、丸ごと素直に伝えられる人は、先輩から信用されます。

仕事で気を付けたいのは、漏れによるミスです。やらなければならないことは、しっかりToDo一覧などに書き出して、期日に終わらせましょう。締め切りを守るのも、信頼される基本。だらしなさは周りに迷惑がかかり、丸ごとあなたの評価になってしまう恐れがあります。

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4.話をしっかり聞く

できるだけ相手を見て、話を聞きます。真剣に聞いていることを印象付けます。いえ・・・ポーズでなく、本当に真剣に聞きましょう!仕事に関わることはできるだけメモを取るとよいでしょう。後で見返すことができますし、同じ失敗を繰り返さないためにも大切なことです。

 

5.わからないことは、そのままにせず尋ねる

疑問点はあいまいにせずに、何とかうまくタイミングを見つけて尋ねます。忙しいときに悪いな~と思っても、そのために失敗してフォローする方がもっと時間を取られてしまいます。

実は、頼られることは意外にうれしいものだったりします。スキルアップしたいという気持ちも伝わってきます。ただし、同じことを何度も尋ねたり失敗したりしないよう、覚えられそうもない複雑な時は、メモをしっかり取って確認しましょう。

ぶっきらぼうな一見怖い先輩に対しても、ほかの人と同じように接しましょう。やさしいから、怖く感じるからとわけるのではなく、懐に飛び込むことで、その人のステキな部分を発見することもあるようです。娘の話では、怖いと感じていた先輩は、ただ、人見知りであっただけだった、と後に話していました。自分で勝手に「この人はこういう人」と決めつけないことを学んだようです。

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6.人の嫌がる仕事を率先してする

掃除・洗濯・お茶入れなどいわゆる世間でいう雑用こそが、縁の下の力持ちの発揮のしどころです。誰かがやらなくては回らないものは、できる限り時間を作って行いましょう。たとえ、それを誰が知らなくても。

嫌なことを進んで引き受けると、その後もずっとその役割を任せられてしまう・・・と思うとそうなる可能性も出てきます。同じ行為でもそこでポジティブに、「新人でも、わたしはグループを円滑に動かす歯車になっている!」という意識で行うと、巡り巡ってその想いが自分に還ってきます。

陰でやってくれている行いを快く思ってくれる人は、必ず出てきます。もし、後輩が気がつかないところで黙って働いてくれているのを知ったら、感謝の気持ちでいっぱいになりませんか?

 

7.時には、プライベートな話題を話す機会も

飲み会にはできるだけ参加していた娘は、当時いた彼氏との時間よりも飲み会を選んでいました。飲み会では、プライベートな話題も多く飛び出し、親近感がわく貴重な機会のようでした。娘と彼氏の関係についても、「そんな人は、Sちゃんには合わない。別れなさい!」と先輩たちが親身になって話してくれたそうです。(その後、その彼氏とはキッパリ別れたのでした)

冒頭の怖い先輩に親近感がわいたのも、飲み会が大きなきっかけだったよう。その先輩が部会の飲み会の日程を決めるときも、当時新人だった娘が夜勤に当たっていない時を選んでくれていたのを後に知ったようです。その思いやりがうれしかったと話していました。

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この中のほとんどが自分の性格に関係なくごく当たり前のものだと感じませんでしたか?性格の問題ではなく、社会人として当たり前のことを、誰に対してでも分け隔てなくすることでいいのです。人にも仕事にも「素直にできない」「ていねいにできない」「誠実にできない」という部分があったらそれを改善していけば大丈夫。

「できない」裏には、感情のブロックが必ずあります。過去の失敗経験からわいてくる感情を認めて手放していくと、どんどん自由に自己表現をしていくことができるようになってきます。わたしもまだ感情のブロックがいくつもあります。日々の生活の中で見つけては外しているところです。

 

上の7つのポイントを集約すると「素直・ていねい・誠実」が、先輩に好かれる性格でもあると同時に、それは、先輩に限らずどんな人にも好かれる心がけではないでしょうか。

 

そして、最後に・・・好かれたいなら、自分から大好きになる!! これが、『自分軸』的な常識です。

「わたしのことを大切にしてくれたら、好きになる」という条件的なものではなく、その人のステキなところを100見つけるくらいの気持ちで接すれば、「HOW TO」は、いらなくなるかもしれませんね。


       
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