母親が嫌い!でもいいんです。
大嫌い!でもいいんです。
母親を嫌いな自分を責めないでください。
嫌いになる理由がちゃんとあったはずです。
母親が嫌いって思うたびに本当は傷ついていたはずです。
母親を好きになろうと思っても好きになれず、どれだけ苦しんだでしょう。
十分傷つき、十分苦しみ、十分自分を責めたと思います。
そこから自分を解放してあげませんか?
母親を好きになりなさいとは言いません。
母親を好きになれない自分を丸ごと受け入れてあげてください。
わたし自身母親が大嫌いで長年苦しみました。
母親のせいでわたしは幸せになれないと思い込んでいました。
そんな自分を変えたい!
そんな人生を変えたい!
出会ったのが、この世の仕組みでした。
実はその苦悩の中にこそ、幸せになる道があったんです。
自分を変えて、ネガティブな人生をポジティブな人生に変える9つのコツをお伝えします。
1.嫌いでもいい!
母親が嫌いでもいいんです。
無理して好きにならなくていいんです。
だって、本当に嫌いなんですから。
好きになるなんて無理でしょう。
ただ、そのことで葛藤し、悩み苦しむことからは自由になりたいですね。
今までどれほど傷ついてきたでしょう。
嫌いになりたくないのに、嫌いにならざるを得なかったのですから、過酷な体験です。
心の奥では、自分を責めていたと思います。
母親が嫌いでもいい!と思えると、救われませんか。
軽くなりませんか。
母親が嫌いと思う自分を許して、その自分を受け入れてあげましょう。
「嫌いになるのわかるよ、大丈夫だよ」って、自分に寄り添ってあげましょう。
寄り添うことで、傷ついて心が癒されます。
癒されることで心が開き、自分を変えることができます。
傷が癒されないと、自分を変えることはできません。
母親が嫌いな自分を否定しないで、「わかっているよ大丈夫だよ、辛かったね」と、認めて受け入れてあげることから始めましょう。
2.一番奥にある感情が本命
母親に対して出てくるネガティブな感情があると思います。
例えば、自分のことしか考えない母に怒りが出てくる、そんな母親だから嫌いなんだとします。
そこに出てくる感情は怒りです。
しかし自分の心の中をもっと深く探っていくと、自分に振り向いてくれないから悲しいと思っている自分がいました。
もっともっと探っていくと、自分をわかってもらえない、愛してもらえないことへの恐れがありました。
一番奥にあったのは、自分を愛してもらえない恐れでした。
母親が嫌いなのに、一番奥にある思いは、母に愛されたいと思っているという衝撃の結果です。
この恐れに気づき、その恐れを手放すと、自分を変えることができます。
母親に愛されていなかったのは、自分の大きな勘違いだったことに気づくこともあります。
自分が本当は愛されていたことを思い出すこともあります。
一番奥にあるのは根本感情を見つけて手放すと、母親が嫌いという悩みが根本から解決できます。
奥にある感情を見つけるのは、最初はむずかしいかも知れませんが、いつかはたどり着く必要があります。
だんだんに奥へ奥へと入り、最終的には一番奥にある思考感情を見つけ出してください。
ちなみに、わたしの一番奥にあった思考感情は「母親に愛されなかった(愛してほしかった)」でした。
母に愛されなかったので、母を大嫌いになったことに気がつきました。
わたしは母に愛されていないから愛がない、わたしに愛がないから問題が起きるんだ、とずっと苦悩していました。
愛のない自分が最大のコンプレックスで、幸せにはなれないと思っていました。
それくらい母親との関係は人生に大きな影響を及ぼしました。
ということは、母親との問題が解決すれば、人生が大きく変化するということです。
母親との関係を解決する鍵になるのが、母親に対して出てくるネガティブな感情です。
母親に対して出てくる感情が明らかになればその先に進めます。
3.好きだから嫌い!嫌いだから好き!
嫌いということは、裏を返せば好きということです。
愛されていないということは、裏を返せば愛してほしいということです。
なぜなら、この地球は二元性とで成り立っているからです。
明暗、いい悪い、正しい正しくない、好き嫌いのように全ての物事には裏表がある、全て二元性というこの世の仕組みがあります。
母親は大嫌いなのに、本当は愛してほしいと思っていませんか?
母親が大好きだからこそ、大嫌いだと思うのではありませんか?
母親が嫌いな自分と母親が好きな自分。
どちらか一方しかいないのではなく、どちらの自分もいるかもしれません。
本当は母親が大好きなんだ、という自分はいないか、探ってみてください。
4.有り得ないことが起きた
母親が好きなんて絶対に有り得ない!
母親を好きになるなんて考えられない!
という方がいらっしゃるでしょう。
わかります。
わたしがそうでした。
母親が好きなんて絶対に有り得ないことでした。
しかし、母親を好きになろうと決意しました。
そうすれば、問題が解決し幸せになれると思ったからです。
ところが、どうしても母親を好きになれませでした。
それほど母親が嫌いでした。
幼少の頃から母親が大嫌いだったので年季が入っています。
母親を好きになるにはそれ相応の時間が必要でした。
母親を愛さないと問題は解決しない、でも無理だと思いながら、自分と向き合い続けました。
最終的には、母親を愛するから、自分を愛するに変わっていきました。
5.命の危機に直面したとき
そのうち、もしかしてわたし母親を好きなんじゃないか、と思うようになりました。
2人の子どもを生んで母親になったことも関係あるのでしょう。
2つの過去の記憶が蘇りました。
①山で滑り落ちそうになる
わたしが5歳くらいのときです。
近所の子どもたちと、山の斜面を下っていたとき、落ちそうになりました。
死ぬかと思ったわたしは「かあちゃーーん」と大声で叫んでいました。
あんなに大嫌いな母に、咄嗟に助けを求めたんです。
そんな自分に驚いたのを鮮明に覚えています。
木の根につかまり無事でしたが、大嫌いな母親に助けを求めた自分が、信じられませんでした。
②海で溺れそうになる
小学2年生のとき、海で溺れそうになりました。
死ぬかと思った瞬間、「かあちゃん・・・」出るか出ないかぐらいの弱々しい声で、母親に助けを求めたのです。
やはり、あんなに嫌いな母親に助けを求めた自分に驚きました。
わたしの奥にある真の母親への思いが、命の瀬戸際で出たのでしょう。
この2つの記憶が、本当は母親が好きだった自分に気づく糸口になりました。
母親の記憶、みなさんはどうでしょう?
母親を違う角度から観てみるのもいいでしょう。
今までの母親の見方から離れ、真っ新な状態で、母親との関係を見直してみましょう。
今まで観えなかったものが観えてくるかもしれません。
出てきたものは抵抗せず、そのまま感じ、受け入れてください。
6.本当は愛されていた!?
本当は母親に愛されていたのではないか!?
とも、思うようになりました。
愛されていた記憶を思い出し始めたんです。
こんなことがありました。
実家を出てからもらった母親の手紙が数通ありました。
読み返したとき衝撃を受けました。
母親の愛をひしひしと感じたんです。
同じ文面なのになんで今まで母の愛を受け取れなかったんだろう?
そのことに仰天しました。
物事は受け取り方次第で、どのようにも受け取れるということです。
手紙という物的証拠は、母親に愛されていたという決定的な裏付けになりました。
母親に愛されていない、だからわたしは幸せになれないんだと思い込んでいたけれど、本当は愛されていたんです。
手紙は、ネガティブからポジティブへと人生を反転させる、大きなキッカケとなりました。
7.母親を好きになる困難さ
母親が嫌いという強力な記憶を書き換えるのは、なかなか困難かもしれません。
実際、わたしは困難でした。
どうしても母親に対する嫌な記憶と感情が出てきて、「母親は嫌い」から抜け出すことができませんでした。
過去の嫌な記憶は、それほど強力に脳に刻印されているんでしょう。
その刻印を消すのは大変な作業です。
しかし消し続ければ、必ず消すことが出来ます。
過去は変えられます。
過去に感じた感情を書き換えることができるということです。
また、嫌な記憶は、母親とのいい記憶に蓋をする役目をしているかもしれません。
母親とのいい記憶もあるはずです。
探してみてください。
同じ記憶でも見方を変えると、全く別の母親の姿が見えてくることがあります。
子どもの頃は否定されたと思っていたけれど、大人になって心配して言ってくれていたことに気がついた、とはよく聞く話です。
親と子の間では、このようなすれ違いが起こると思いませんか?
親も子も、相手の本当の思いを受け取れないものです。
自分の思いを受け取ってもらえないのと同じように、自分も母親の思いを受け取っていないかもしれません。
母親に愛された記憶、蘇ってきましたか?
8.嫌いになる体験が必要だった!?
母親を嫌いになる理由があります。
これから話すことは、この世の仕組みからみた視点なので、理解し難いかもしれません。
受け入れられなくても大丈夫です。
聞くだけ聞いてください。
では核心に入ります。
実は、母親を嫌いになる体験が必要だったんです。
なぜなら、進化成長するためです。
進化成長したいのは、わたし達の本質であり本能です。
進化成長するために、今ここにいると言っていいでしょう。
進化成長するために、母親を嫌いになる体験を、自分が自分の人生に設定したんです。
母親が嫌いなことで出てくるネガティブな感情が、進化成長するための材料になる、というこの世の仕組みがあるからです。
材料がないと家が建たないように、その材料がないと進化成長できません。
家を建てるために材料を発注するように、進化成長するために、ネガティブな感情が出てくる出来事を設定するんです。
自覚はないと思いますが生まれてくる前に、この壮大な人生の計画(ブループリント=人生の設計図)を立てたんです。
出てきたネガティブな感情から自分を解放して、自由で喜びに満ちた人生に変えるそのプロセスで、進化成長するようになっています。
ネガティブな感情は、さらに幸せになるために有効活用できる優れものです。
進化成長とは、ネガティブな感情を活用して、最強に幸せになることがです。
ネガティブをポジティブに反転させる方法を『解放と意図』とします。
次に、解放と意図のやり方を説明します。
9.『解放と意図』のやり方
①自分を観察する
母親が嫌いだと思ったときどんな感情が出てきたか?自分の内面を観察します。
どんな醜い感情が見つかっても、自分にその感情があることを認めて受け入れます。
ネガティブな感情を持っている自分を認めて受け入れることはとても重要です。
最初は、表面の感情に気がつくかもしれません。
だんだんに、もっと奥にある感情に気づけるようになるでしょう。
順番にやっていけば大丈夫です。
②解放する
そのネガティブな思考感情から自分を解放します。
・この感情はいらないと手放すイメージをする。
・自分をその感情から解放する!と強く意図し、その感情を自分から切り離すイメージをする。
・その感情は今後選択しない!と決める。
などなど、自分に合ったやり方で解放すると、そのネガティブな感情が出てこなくなります。
問題は根本から解決した、ということになります。
③意図する
ネガティブな感情を解放すると空間ができます。
その空間に、自分が本当に感じたいポジティブな感情を入れます。
すでになりたい自分になって喜びや幸せを感じている、そのポジティブなエネルギーを自分の中に入れるイメージです。
そうすると、ポジティブな未来が現実化されます。
この①②③が解放と意図で、ネガティブをポジティブに書き換え、自分の望む現実を創る方法です。
自分の望む現実を自分で創れるようになることが、進化成長でもあります。
さいごに
母親が嫌いな人はいないのではないでしょうか。
人はみんなお母さんが好きなんじゃないでしょうか。
逆説的な言い方になりますが、母親が大好きだからこそ、母親を嫌いに「なれる」のではないでしょうか。
母親が大好きだからこそ、母親が嫌いな自分に葛藤し苦しむのではないでしょうか。
本当は母親を愛したいんじゃないでしょうか?
本当は母親に愛されたいんじゃないでしょうか?
母親が好きだと認めることを、自分に許していないかもしれません。
母親に愛されたいことを、認めることができないかもしれません。
幸せになることを、自分に許可していないかもしれません。
許さないのは何故でしょう?
許しても怖いことは起きません。
幸せになるだけです。
まだ、傷が癒えていないんですよね。
傷を癒やしてから、やっと解放と意図ができます。
インナーチャイルドを癒すことを意識しましょう。
今がそのときかもしれません。
母親が嫌いで葛藤していたり苦しんでいたら、それを幸せの材料に変換しましょう。
そのために、苦しんだようなものです。
自分の中にあるネガティブな感情は、暗闇から自分を救い、幸せにしてくれる救世主と言っていいでしょう。
ネガティブ感情は、自分の心から望む人生にするための、最強の材料です。
ネガティブ感情への見方を変えると、全く違った人生が始まります。
母親が嫌いは、あなたの心の奥にある、本当に求めていることを教えてくれます。
本当に求めていることがわかったら、本当の人生のスタートといれるかもしれません。
本当に求めていることがわかったら、今度はその望みを叶えたいですね。
下記の『望む人生の作り方』をおすすめします。