アサーション 仕事に活用するコミュニケーション3つの方法

 

仕事を行っていると必ず出てくる「依頼すること」「断ること」「注意すること」あなたは、どの様な立場の人にもスムーズに実践できますか?

「仕事を抱えていて期限に間に合いそうもないが申し訳なくて人に頼めない。」

「プライベートの用事と仕事が重なった時、本当は断りたいけど仕事の付き合いだから仕方ない。」

「注意したいけどどの様に伝えたらいいのか?わからない」
などなかなか素直に言えず「自分が我慢すれば」なんて思っていませんか?

ずっと続けていくのはとても苦しいことです。自分の気持ちを抑えていては、最初はごまかせてもずっと続けることは出来ません。

私も「自分が我慢して頑張ればなんとかなる」をずっとやってきました。

気がつかないうちに自分が責任を持って出来る仕事量を超えた時、仕事で支障が出て結果迷惑をかけたり、家に帰って何も出来ない燃え尽き症候群のようになってダウンしていた時期がありました。

日本人は和を重んじる傾向があり「依頼すること」「断ること」「注意すること」に対して苦手な傾向が高いようです。

仕事をスムーズに進めて行くには、誠実な対人コミュニケーションが大切です。相手のことも自分の事も大切にしながら

ストレスを与えずスムーズなコミュニケーションを行えることが理想的です。仕事に関わる全ての方、特に昇格し管理職になる方にはとても重要です。

アサーションってご存知ですか?アサーションとは、相手のことも自分の事も大切にしながらストレスを与えずスムーズなコミュニケーション方法として今日ビジネスでも使用されるようになって来ました。(今回は仕事について書いていますが、家庭など身近な所でも活用できます。)

 

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アサーションの歴史

アサーションの考え方は、1950年代よりアメリカで心理療法として始まりました。
1960年代にキング牧師が黒人差別に対し行った公民権運動で大きな成果を挙げて発展したと言われています。

立場や価値観の違いがあっても誰もが平等に人間として尊重される権利がある。

自分を認め、周りも認める。誰かに強要されたり、
抑圧されたりすることなく人は誰でも自分らしく生きる権利がある。

といった基本的人権の一つとして広まり相手のことも自分の事も大切にしながら

ストレスを与えずスムーズなコミュニケーション方法として今日ビジネスでも使用されるようになって来ました。

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アサーションの基本

アサーテイブには4つの柱があります。

誠実 自分に対して相手に対してどちらに対しても気持ちにうそをつかない。

素直 自分の気持ちや要求を「私は」を使って伝える。(Iメッセージ)

対等 自分を卑下しない遠慮し過ぎない態度。自分も相手も尊重する姿勢。

自己責任 どの様な出来事も自分が関わっているという主体的な姿勢。自分の発言や態度によって起こる結果も受け入れる姿勢。

アサーテイブ4つの柱を元に私が実践している「依頼すること」「断ること」「注意すること」に関して具体的な方法をご紹介します。

 

アサーション「依頼すること」「断ること」「注意すること」3つの方法

 

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「依頼すること」

仕事を手伝ってほしい時

私は、フルタイムで仕事を行いながら小学生の子ども(10歳と8歳)が二人います。
仕事では役職についているため管理職の仕事を行いながら日々の業務も行っています。
家庭も含めてやる事は尽きることはありません。
優先順位をつけて行っていますが、業務時間内で期限までに終わらない仕事は家に持って帰ります。
また、複数の仕事が同時進行で進むため当たり前な事ですが仕事を全て一人で行うことは不可能です。

職場は、独身の人ばかりで家庭を持っている女性は私一人です。
当初、子どもを二人抱えて仕事を続けられるのか?とても不安でした。

子どもは熱を出し学校を休めば会社を休まないといけない申し訳ない思いが強くありました。出来る限り自分が出来る仕事は持ち帰りました。

子どもは熱を出し学校を休むため職場の方々に謝ることと仕事を依頼することは違いますが当時の私は、人に仕事を依頼できない人でした。相手に対しても自分に対して誠実ではありませんでした。
自分を苦しめてきた不誠実さに気がついてからは、素直にスタッフに対して仕事を依頼することが
出来るようになりました。

私が仕事を依頼する際に意識しているアサーションは

・相手の状況を確認してから声をかける。

・仕事の依頼をする際に、目的・内容・期限を伝え「出来そうか?」確認する。

・相手の話を聞く。

・出来そうなら依頼する。(出来ない時は他のスタッフへ依頼する)立場に関係なく、相手の状況を確認し依頼する事を心掛けています。

 

「断ること」

休みの交代を要求された時や自分が責任を持って出来る範囲を超えた業務を依頼された時など断りたいけど断りにくい時ってありますよね?

私が意識しているアサーションは

・相手の要求をまず聞く。

・自分の状況や希望を説明する。(断る前に「申し訳ないけど」などの言葉を添える。必要以上に謝らない。)

・相手の気持ちを汲む。

・別の方法を提案する(自分は引き受けられないけど、他の人に聞いてみたら?)

 

「注意すること」

以前の私は「嫌われたくない」「受け入れてもらえなかったら怖い」といった感情が邪魔をして注意する必要があることもごまかしてしまう事がありました。今でも全て出来ている!!とは言えませんが仕事をチームで行っていく中で

相手に伝える必要がある事は、きちんと相手を見ながら改善してほしい事を伝えることが出来るようになって来ました。

私が意識しているアサーションは

・落ち着いて二人で話せる場所を用意する。

・何が問題となっているのか?何が問題になるのか?をわかりやすく伝える。(客観的な事実のみを伝える)

・相手がどう感じているのか?話を聞く。(問題の原因を明確に認識する)

・何度も話し合う必要があると感じたときはまた後日話をする意図を伝える。(メモを残す)

 

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まとめ

アサーションについて書きましたがいかがですか?

読み進めていくうちに、相手のことも自分の事も大切にしながらストレスを与えずスムーズなコミュニケーションを行うには
相手を尊重する前に自分を尊重することが出来なければ難しいということがわかると思います。

地位やルールや常識で自分をしばったり、裁いたりすることなく自分の感じている感情や要求をあるがまま受け入れることから全て始まります。

コミュニケーションには、外と内の2種類存在しています。

外は自分以外の方とのコミュケーション。

内とは自分自身とのコミュニケーション。

内なる自分とのコミュニケーションを、アサーテイブの4つの柱である「誠実」「素直」「対等」「自己責任」を実践することで自分との信頼関係を構築していきます。自己信頼は、愛が基本です。そして思いやりの心です。

自分との信頼関係を構築できていないと、アサーテイブは表面的な方法であり一時的な対処は出来ても根本的な解決策に至らないと思います。

自分でも全て出来ているとは思っていません。失敗もたくさんあります。

否定されたと受け取り怒りの感情を感じる事は今でもあります。(以前に比べたら激減してますが・・・ですが、あきらめません(笑)

失敗から素直に誠実に学ぶことでより自己信頼が培われ仕事で活用していけます。
職場でアサーションを活用し、より気持ちよい職場作りに役立てていただけたら幸いです。


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