仲良し夫婦がしている気持ちを伝えるまでの3つのステップ

結婚生活が長く夫婦仲が良いご夫婦は、微笑ましいですね。けれど、仲良し夫婦は少ないように感じます。

私たちは認識していなくても、社会一般に共通する常識を基準にして、行動したり考えたりしています。

例えば、暗いところで本を読むと目が悪くなる、朝ご飯を食べないと脳が働かない、年齢とともに体の機能は衰えるなど、理由は分からないけれど、そう信じて疑っていません。

同じように、心のどこかで仲良し夫婦は存在しない、夫婦間のときめきは長続きしない、という確信を持っているようです。

結婚や夫婦について、いつの間にか持っているイメージは、いったいどこで形成されたのでしょうか?
そして、確信しているイメージは本当なのでしょうか?


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イメージの書き換え

幸せな結婚生活は誰もが望むものです。愛し愛される仲良し夫婦でいたいと願うのは、当然のことです。そう思っているのに、いつも新鮮なときめきを感じられないのは何故なのでしょう?

実は、夫婦の在り方の一番のモデルになっているのは、あなたの親なのです。生まれた時から、親として見ているだけでなく、夫婦としての関係も見ています。

例えば、

  • 夫婦仲はいいけれど、余り会話がない。
  • 両親がロマンチックな雰囲気になっているのを、見たことがない。
  • 夫婦愛は感じているようだけれど、父親は仕事が忙しくて、めったに家にいない。

こうした様子を見続けていると、仲良し夫婦のイメージは湧きません。

私たちが無意識に感じているものだからこそ、想像以上に強く心を縛っています。そのために、結婚して夫婦になっても、ときめきを持ち続けるイメージができないのです。イメージできなければ、仲良し夫婦を実現するのは難しいですね。

けれどイメージできないのと、ときめきのある結婚生活ができないのとは違います。私たちは、いつまでも仲良し夫婦でありたいと願っているのですが、どうしたらそうなれるのか、その具体的な方法を知らないだけなのです。

知らないだけということは、逆に言えば、方法さえ分かればできるということですものね。いつまでも仲良し夫婦でいられるように、結婚生活のイメージを書き換え、具体的な方法を学んで行動に移してみましょう。

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相手を知る

結婚すると、夫婦だから当然分かり合っているはずだと思ってしまいがちですが、それは本当ですか?

結婚するまでにお互いを知る時間があり、理解し納得して結婚したのですから、相手のことを知っていると思っています。けれど、基本的に男女の感覚は違います。

私たちは異性の心理を学んできていませんから、自分の感覚を基準にして、相手の感情や考え方を推測していることが殆どです。ですから、男性と女性では心理的な傾向が違うということに気づいていない場合が多いのです。つまり、相手のことを知らないのです。

私たちは、思うようにコミュニケーションができない時、相手の気持ちが分からなくて不安になります。そして、その不安をなくしてほしいという思いが強くなっていきます。早く不安から逃れたいので、不安を抱えている自分の気持ちを分かってほしいと焦り、更にコミュニケーションしようとします。

この状況は一見、相手のことを思いやってコミュニケーションを図ろうとしているように見えます。けれど実は、相手になんとかしてほしいと、相手任せにしてしまっているのです。

あなたを理解できないのは、あなたが何も言ってくれないからとか、私を分かってくれないのは、あなたが私を分かろうする努力が足りないからなどと、相手に何とかして欲しいと望みます。これでは、分かり合うのが難しくなってしまうばかりか、心が離れていきます。

これを変えるには、相手任せにするのではなく、自分から相手の心に近づいていこうと意図することが大切です。

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相手の気持ちを知らないという視点を持ち、相手のことを知りたいと思えた時に、本当に理解するスタートラインに立つことができるのです。こうして、相手の気持ちを理解しようと近づくことで、相手もまた、近づいてこようとしてくれます。

そして、知りたいという思いを、行動を通して伝えてみましょう。

例えば、些細なことと思えるかもしれませんが、「いってらっしゃい」、「お帰りなさい」、「おはよう」、「おやすみ」と、挨拶する時に、ただ言葉にするだけでなく、ちゃんと目を見ながら言ってみましょう。

そして、家にいる時には、一緒に何かしなくてもいいですから、相手の存在を感じるようにしましょう。家にいない時には、時々でいいですから、思い出してみましょう。

人は五感を備えています。しっかり見る、想いを馳せることで、相手にその気配が伝わります。これを意識するだけでも、自分のことを見ていてくれる、思ってくれている、と感じられるようになります。そうすると、無理なく心の距離が近づきます。

主語は私

同じことを伝えるのでも、言い方次第で受け取り方が変わると言われています。夫婦間では、分かってくれるだろうという甘えから、相手への配慮を忘れて、強く命令的な言い方になりがちです。なぜ、そうなってしまうのでしょうか?

私たちは、小さい頃から母親に、
「(あなた)早く寝なさい!」
「(あなた)学校に行く支度をしなさい!」
「(あなた)どうしてそんなことしたの?」

と言われてきました。ですから、これが普通だと思っています。けれど、このような言い方では、相手と良い関係を築きにくいですね。

次の2つの言い方を比べてみてください。
A 「(あなた)なんでこんなに帰りが遅いの?」
B 「帰ってくるのが遅くて(私は)心配したよ。」

Aは、「あなた」が主語になっています。そしてBは、「私」が主語になっています。

Aの文章のように、「あなた」や「もの」を主語にすると、一方的に断定したり、判断しているように受け取られがちです。すると、そういうつもりではなくても、意見を押し付けられているように感じたり、責められているように感じたりしますので、反発し拒絶したくなります。

なかなか聞き入れる気持ちにはなれません。

一方、Bの文章のように、心を開いて自分の気持ちを正直に伝えると、相手を説き伏せるような重圧感がなくなります。ですから、そのままの気持ちを受け取ってもらいやすくなります。

更に、私を主語にして自分の気持ちを伝えるメッセージは、相手も心を開きやすくなるのです。

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もう一つ、別の例で比べてみましょう。共働きのご夫婦にありがちなケースです。
家事に協力してくれない夫に、妻が言います。

A 「私だって働いているのだから、(あなた)少しは家事を手伝ってよ!」
B 「この頃、仕事が忙しいの。何か家事を手伝ってくれたら(私は)嬉しいな。」

如何ですか?

Bのように、嬉しいという感情を素直に伝えられるということは、自分の心が感じていることや望んでいることを、きちんと分かっているから、できることなのです。素直な気持ちというのは、思考ではなく、感情にフォーカスして気づけます。

私たちは、感情的になってはいけない、感情に流されないようにしなければならないと思うあまり、感情を避けてしまいがちです。けれど、仲良し夫婦のコミュニケーションの目的は、感情と望むことの両方を分かち合うことです。

感情を素直に表現すれば、人生や人間関係はとても楽になります。感情を味方にして、いつまでもときめきを忘れない仲良し夫婦でいてくださいね。


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