完璧を求めても決して叶わない!その理由を探る4つのポイント

みなさんは、ふとこんな思いがよぎることってありませんか?あと○○だったら完璧だったのに!もっと完璧な○○が欲しい!それは仕事であったり、家事であったり、パートナーに求めることであったり。こんな風にして人は、さまざまな事柄に対し自然と「完璧」さを求める傾向が少なからずあるように感じます。

その欲求が原動力となり、十人十色のオリジナルの「完璧」さを求め日々に向き合うことが、生きることそのものの質を向上させてたり、豊かさやうるおいをもたらしてくれる場合も少なくありません。

しかし、そうして日々求めるそれぞれの「完璧」が、なかなか得られなかったり、叶わなかったりする体験ってありませんか?

「完璧を求めるてもその完璧は決して叶わない!」 そんなことって本当にあるのでしょうか!? はい。実はその理由がちゃんとあったのです!そこで今回は、「なぜ求める完璧は叶わないのか?」そのメカニズムを探りながら、完璧を求めることへの考え方、対処のヒントをご紹介します!

1、私たちが完璧を求める理由

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例えば「もっとこうだったら完璧なのに!」と思ったとします。その思いから「じゃあこうしたらどうかな?」「次回はこんな風にしてみよう!」とそこに向き合うことは、いろいろなアイデアが生まれたり日々の研鑽、努力に繋がることが多くあります。そうした在り方へ自分の姿を投影していけるとき、おりなす日々はとても充実してきますよね!

ではなぜ私たちは「完璧」を求めるのでしょうか?実は、その思いの奥には「足りない」という不足感や基ずく不安感、恐怖などが関係していることが大にしてあります。この思いがそこへ向かい合う上の大きな原動力となっているのですね!ですので、それ自体が糧となっていることそのものは決して悪いことではありません。

ただこのようにして、「足りない」という無意識の思いや意識が常に常に働いている可能性が高いということ、また、そこに伴う不安や恐怖その思いが強ければ強いほど、「物事に完璧を求める」という傾向も、同時に育まれている…ということが認識できます。

私たちが完璧を求める理由は、こういった思いが常にベースになっているということがその理由の一つとして挙げられます。

2、「完璧」という思いが持つそもそもの性質

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ではその「完璧」そのものがもつ性質について分析してみたいと思います。みなさんは、完璧という言葉を聴いてどんなことが連想されますか?こうあったら完璧だ、というその「完璧」に対するイメージです。私の場合を例にあげますと例えばこんな感じになります。

1、だいたい3分待つと、完璧にカップラーメンは食べれるようになる!
2、何時にどこどこに着くには、何分前に家を出れば完璧にいける!
3、このくらいの時間で、このくらいは完璧にこなせるぞ!

と、このような具合です。これはほんの一例にすぎませんがここから「完璧」という思いのもつ性質として「あること」が見えてきます。それはなにか?というと、その背景には常に「時間」が関係している…ということです。実はこの性質が、「完璧は、求めても決して叶わない」その理由の一つとして大きく関わっているのです!

ではなぜ、完璧という思いの性質に時間が関わっていると「叶わない」ことになるのだと思われますか?次の章では、「その理由」についてお話ししたいと思います。

3、完璧の背景「時間」は、2元性・陰陽の世界

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「完璧という思いの性質」としてそこには「時間」が大きく関係しているということをお話しさせていただきました。私たちが日々その指針として当たり前に用いているこの「時間」にも実は、性質というものがあります。一つを挙げますと時間は「過去→現在→未来」というラインで流れている、ということ。そしてこの時間のラインの世界は「2元性」という性質で常に構成されている、という事実です。

2元性とは例えば、「いい・わるい」「大きい・小さい」「あたたかい・冷たい」といういったような「対の世界」が同時に存在しながらどちらか一方が常に現れてはバランスよく存在している世界です。これを「陰陽の世界」と表現されることがあります。完璧という思いのもつ性質、背景にはこの「時間の二元性」「陰陽の世界」が同時に作用している、ということにもなります。

それはどういうことか?ということ、「一つ」の完璧を求めている背景では同時に「二元性」も常に働いている、ということになります。一見矛盾して感じますが、このようなメカニズムが実際に作用している、と考えてみます。

4、求める完璧が永遠に叶わない理由!

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「時間」の持つ二元性のメカニズムが「完璧」という思いそのものの性質、背景に大きく作用しているということをお話しさせていただきました。その考え方から導きだされるのは、「完璧」を求めれば求めるほどそこには「時間の世界の二元性」が働き続けているということ、「陰陽」のどちらが常に現れ続けるということです。

つまり、求める完璧は「一つ」なのに、得られる現象は「陰陽のどちらか」ということ!このようにして、あっちにいったり、こっちにいったりを繰り返しながら「完璧」を求める日々、ということになります。それが「時間」とともに生きる私たちの、人生最大の醍醐味ともいえます。

しかし同時に、「時間」にそって生きている限り、求める「完璧」は叶うことはないともいえます。求める「完璧」が永遠に叶わない理由はまさにここにあります。

例えば「完璧主義者」を貫こうとしていた場合それは「完璧に叶わない主義者」も同時に貫いている状態であるともいえそうです。では、「時間」を当たり前に用いて生活している私にとって、なにか対処する方法は存在するのでしょうか?

次回は、そんな完璧主義者、完璧に叶わない主義者へおススメの、簡単にできる「しあわせ準備」その3つのヒントをご紹介したいと思います。


       

 

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