
子どもの頃から感受性が強くて繊細。学校での集団生活がなかなか馴染めない。些細なことで傷ついて涙が出てしまう。
「いじめ」という言葉がブームになった頃、まさにいじめられっ子だったあなた。辛かったですよね。何が楽しくて学校に行くのか?夢も希望もない日々を感じたことでしょう。
なぜそんな体験をしたのでしょう?
ここではいじめられるという体験をある一つの『設定』だと捉えてみてください。その体験を通してあなたが本当の自分自身に気づいていくためだとしたら?
今まで散々辛い想いをしたこともたくさんの涙を流したことも決して無駄ではなかったのです。
いじめられるという体験はあなたがこれからどう生きて行きたいか?という大切な心の扉を開いてくれているのです。
そこに気づき、そこから一歩踏み出したときのあなたは誰に何を言われてもビクともしないほど自信に満ち溢れて輝いています。
1・インナーチャイルドの存在
インナーチャイルドとは、大人になった今もあなたの心の中に存在する子どものことです。インナーチャイルドは子どもの頃に辛いことや悲しいこと愛されなかったという想いを抱えたまま、あなたの心の内側にひっそりと息をひそめるように存在しています。
その存在に気づく時というのは人によって様々です。大人になって、インナーチャイルドが抱えている同じ辛さや悲しみに触れたとき、突然ふとその存在が浮上してくるような感覚に気づくこともあります。
記憶が蘇るような感覚で気づく人もいるでしょう。大切なことはインナーチャイルドが傷ついたままだとあなたは無意識にいつもネガティブなエネルギーを発しているという点です。
振り返ってみると私も自分自身の体験では、今までで一番辛くさびしいと感じていた時のことでした。
早朝の台所に立ったとき井戸の中で真っ黒けになって横たわっている子どものイメージが突然私の脳裏に浮かんだのでした。
私は、すぐにその子が私のインナーチャイルドだとわかりましたが、どんなに心のクリーニングを続けても何年もの間、その子は真っ黒けのままでした。そして同じようなネガティブな体験に何度も何度も出会いました。
◉自分自身のツライ気持ちを100%認める
私が、なかなかインナーチャイルドを癒すことができなかった理由の一つに、表(顕在意識)の私がずっと「いい子」を演じていたというのがあります。いつも周りの期待に応えることが「あたりまえ」になっていました。
ですから、いじめられるという体験はむしろほとんどありませんでした。子どもの頃にいじめられる体験をする人は「いい子」という自分を守る防護服も着ていない無防備状態ともいえます。
傷ついたままのインナーチャイルドは、自分が何が好きでどうなりたいか?という自分自身の「願望」もあまりハッキリしていないのが特徴です。
そんなふわふわした状態では、居眠り運転の車と同じです。目的が定まらず、気づいた時には反対車線の車に激突してしまうという悲惨な状況になるのも無理はありません。
学校という初めての集団生活の中で思い切り周りのネガティブなエネルギーに影響を受け、引き込まれていたことでしょう。繊細な感受性の持ち主のあなたは、とても辛かったと思います。
そして、その辛さを親にさえ表現して伝えることができなかったのではないでしょうか?
自分以外の人と接することが怖いと感じてだんだん学校へ行くことができなくなるのは無理もありません。よくここまで越えて来られましたね。
2・すべては周波数で成り立っている
この宇宙空間に存在しているすべてのものは、周波数という固有の振動で存在しています。イルカやクジラも人とは違う周波数で異なる周波数領域を生きています。
周波数と現実体験は私たちの思考と感情がとても重要なポイントになっています。
私たちは固有の思考と感情につながっています。
ですからいじめられるという体験もあなたのの思考と感情を観察して、いらない感情を解放し望む意図をすれば実は、簡単にいじめられるという体験も卒業することが可能なのです。
しかし、まだこのことに気づき実践できている人は少ないのです。
自分自身の思考や感情を常に観察するのは日常という場で訓練して新しい習慣として身につけて行くことがとても重要です。
◉ありのままの自分でいる
子どもの頃からいい子で過ごした期間が長かった私は、大人になって「いじめられる」というのはこういう体験かも?と(笑)今さらのような鈍い痛みを感じたことがあります。
それはある意味、いい子という見えない「鎧」(ヨロイ)を大人になってやっと外すことができた喜ぶべき瞬間でした。
私はいつも緊張している状態がむしろ「あたりまえ」でした。緊張を知るバロメーターは私の身体です。ヨガを少し習っていたおかげで簡単なストレッチなどをすると手や足の関節、背骨、身体の脇などいろんなところがガチガチに固まっているのを感じることがあります。
緊張していると呼吸も浅く、ふと呼吸に意識を向けると息を止めるような状態で仕事や人に向き合っていることもしばしばでした。
あなたの身体は今、どんな状態でしょうか?1日の中で自分の呼吸を意識して過ごす時間がどれくらいありますか?「ありのままの自分でいようよ」と自分に声をかけてあげてください。
ストレスは人を傷つけます。自分の心や身体がリラックスしている状態を知っていることは自分を大切にすることです。
3・大いなる一歩のお試し
なぜ大人になってまで「いじめられる」という体験をしたのか?それは、私の中の傷ついたインナーチャイルドが立ち上がって一歩を踏み出したからだと私は認識しています。
「いじめられる」を体験しているときは、まだ無意識な状態です。そのことに「気づきなさい!」と言わんばかりに言われたくないことを言われムッとしたり、存在を無視したかのような扱いを受けてズタズタになるネガティブな体験をします。
こんな体験はしたくない!!まっぴらゴメン!!と思って「私は本当はこうでありたい」と自分の心からの望みに気づけるまで自分で自分にこのような体験をさせている。見えない高次元の存在からの「お試し」=「テスト」みたいなものなのです。
ですからそこに気づき、自分の意識を心から望む方向に合わせられた途端「いじめられる」という体験は起こらなくなります。
◉私にはできる!とアファメーション
あなたの心からの望みは何ですか?どんな自分でありたいですか?
あなたは、すでにいじめられるという体験をして、自分自身の傷ついたインナーチャイルド(無意識の部分)としっかりつながることができました。
それはイメージでいうと大人になったあなたが自分自身の内側に眠っていたインナーチャイルドに気づいてしっかり抱きしめてあげられた状態です。
「これからは2人で力を合わせて進もうね!」と心を一つにできた状態です。
常に自分自身の思考と感情をしっかり観察してそこに気づいていることは日々の訓練でできるようになります。
あなたの大好きなこと、心からワクワクすることは、あなたがこれから進む新しいステージです!!
新しいステージへのはじめの一歩を自信を持って踏み出すことができますように。
ぜひ毎日「私にはできる」と鏡に向かってニッコリ笑ってアファメーション(宣言)してください!
あなたには必ずできます!!