始めはとても気があってうまくいってたのに、結局同じパターンで、またうまくいかなくなった。
どうしていつも、同じような相手と付き合ってしまうのだろう?
そう感じているあなたへ。
実はあなたの恋愛が同じようなパターンでうまくいかなくなるのには、理由があります。
その理由を知ると、うまくいかない恋愛のパターンを変えていくことができます。
今日はその仕組みと、望まない恋愛パターンを変える方法をお話ししていきましょう。
この仕組みを知ると、恋愛がうまくいかない根本原因を見つけることができます。
そして本当に心から望むパートナーと恋愛関係を築いていけるようになりますよ!
1.恋愛がうまくいかない原因とパターンを知る
もしあなたが「どうして私は、苦しい恋愛ばかりしてしまうの?」と悩んでいるなら。
必ずそこに、その苦しみの「根っ子」が存在します。
切っても切っても生えてくる、生命力の強い草をイメージしてみてください。草が生えてこないようにするには、根っ子を抜くしかありません。
それと同じように、どんなに表面的に自分を変えたり、違うタイプの人とお付き合いしても、結局最後はうまくいかなくなるのは、「根っ子」が抜けていないからなのです。
でも根っ子がみつかると、今度は幸せな恋愛パターンへ変えていくことができます。
面白いことに、問題の根っ子がみつかると、今まで悩んでいたことが小さくなります。そして、自分を変えることができるようになるのです!
自分が変わると相手も変わるので、今度は幸せな恋愛パターンが広がっていきます。
ではさっそく、恋愛がうまくいかない根本原因を見つける方法をお話ししましょう。
1-1.恋愛がうまくいかない理由を明確にする
恋愛がうまくいかない理由は、人によって色々あると思います。
なんとなくわかってると思う場合も、うまくいかない理由を明確にすることが、まずは大切です。
たとえば
・価値観が合わずに、相手の態度にいらだってしまう
・相手が優しくしてくれても、その態度や言葉がどうしても信じられない
こんな風に、冷静に自分を観察して、あなたにとって何が問題かを考えてみます。
1-2.感じている「思考・感情」を明確にする
次に上記でだした、恋愛がうまくいかない理由の中で自分が感じている、思考と感情を分析してみます。
たとえば
・相手に対して、「どうして私の気持ちをわかってくれないの!」という「怒り」と「いらだち」
・わかってもらえずがっかりする気持ち「悲しみ」
・やっぱり私は誰にも愛されないのではという「(自分への)不信感」
・そんな自分を責めてしまう気持ち「自虐」
こうやって、起きている「出来事」から、今感じている「思考・感情」にフォーカスをあてて分析していきます。
1-3.過去の恋愛を確認する
次に過去の恋愛を思いだして、こんな質問を自分に投げかけてみます。
Q1:あの時私は、本当は相手にどうして欲しかったの?
(A例)もっと私が大切にしてることを一緒に喜んでもらいたかった
Q2:その頃、相手にどんな風に対応していた?
(A例)ちょっとぐらい嫌でも、我慢して相手に合わせた
Q3:付き合い始めたころ感じていたことは?
(A例1)彼の○○な部分がかっこよく見えた
(A例2)こんな私で本当にいいの?って思った
Q4:過去の恋愛が終わった理由は?
(A例1)いつも喧嘩になってしまった
(A例2)浮気された
1-4.過去の恋愛との共通点を見つける
こうやって整理していくと、だんだん自分の恋愛パターンが見えてくると思います。
たとえば
『始めは彼が頼もしく感じるけど、やがて彼と合わなくなって喧嘩ばかりするようになる』とか。
あるいは
『彼は優しかったけど、どこかに「本当に私でいいの?」という思いがあって、やがては彼が浮気をして他の人を好きになってしまう』など。
こんな風に共通点を見つけていきます。
もし毎回違う理由でうまくいかない場合は、実際の理由ではなくて、「思考・感情」にフォーカスをあててみます。
たとえば、相手に対して「苛立ちと怒り」をいつも感じていたとか。
あるいは、どうしても自分が信じられなくて「自己不信」や「自虐」の気持ちを感じてしまうとか。
こうやって分析していくと、過去の恋愛と今の恋愛の共通する「思考・感情」が見えてくると思います。
実はこの共通する「思考・感情」を見つけていくことが、恋愛パターンを変えていくことへ繋がっています!
2.恋愛がうまくいかない根本原因を見つける
今あなたが恋愛問題の中で感じている「思考・感情」は、必ずそのその思いの始まりがあります。
つまりそれが根っ子の思いです。
その根っ子の思いをみつけていくことが、望まない恋愛パターンを変えていく根本改善です。
そしてその根っ子は、誰もが幼少期の体験にあります。
2-1.幼少期の頃の体験を思い出す
小さな頃に体験した印象に残ることを思いだします。
そこで感じた感情と、今の恋愛で感じている感情の共通点を見つけます。
共通点を見つけるときは、出来事そのものではなくて、「思考・感情」へフォーカスします。
たとえば、『いつも「本当に私でいいの?」という思いが心にあって、やがては彼が浮気をして離れていく』という繰り返しのパターンがある人は
共通する思いは、「不信感」や「恐れ」かもしれません。
そして幼少期の頃は、
お母さんが忙しくて家にいないことが多くて、『お母さんへの不信感』または、『お母さんがいなくなってしまうことへの恐れ』などがあったかもしれません。
こうやって、幼少期の体験の中に、今と共通する思いや感情をみつけていきます。
2-2.感情のプラマイゼロとは?
今と、幼少期の体験の中に、思いや感情の共通点がみつかると、それだけで「プラマイゼロ」の作用が起こります。
「プラマイゼロ」とは・・
幼少期の体験を、プラスの体験とした場合。
その後、何度も人を変え、場面を変え、同じような感情を感じる体験を繰り返します。
そして、あるとき「今、感じている感情と、幼少期の頃感じていた感情は同じだった!」と気づくと。
その気づきによって、マイナス作用が起こるのです。
それが、プラスとマイナスでゼロ。プラマイゼロです!
心にプラマイゼロの作用が起こったとき、始めてそこで「この感情は感じなくてもいい」と思えるようになります。
2-3.同じ思いを繰り返してしまう理由
たとえば、
恋愛をするとき、パートナーに対して「不信感」を感じていたい、と意識的に思う人はいないと思います。
でもなぜだかわからないけど、相手を心から信じることができない、「いつか私を置いてどこかいってしまうのでは?」と思ってしまう。
こういった思いは全部、幼少期の体験からくる「自動反応」です。
この自動的にでてくる思いは、今のパートナーに対して感じてるのではなく、本当は子どもの頃、お母さんに対して感じていた思いなのです。
そこに心から気づいたとき
「自動反応」のスイッチを切ることができます。
それが、プラマイゼロです!
2-4.思いが現実をつくる悪循環
人は本当に不思議なもので、このことに気づくまで、何度でも同じ思いや感情を感じ続けます。
まさに「自動反応」なわけです!
相手は優しくしてくれるにも関わらず、なぜか「不信感」を感じてしまう。
でもこの不信感が、次の未来を創り出していることはご存知ですか?
それは、目の前の現実は、私たちの思いが創り出している世界だからです。
それでは、不信感が創りだす次の未来は、どんな現実でしょう?
それは「やがては相手が本当にあなたを裏切る・・という」現実かもしれませんね。
つまり、自動反応のスイッチをオンにしたままだと、いつまでたっても、望む恋愛ができないのです。
これが、恋愛がうまくいかない根本原因です。
自動反応の思いが望まない現実を創り出し、さらなる望まぬ悪循環を創り出していきます。
3.幼少期の頃の自分に寄り添う
望まぬ悪循環をやめるには、「自動反応」スイッチをまずはオフにすることです。
そして、次に大切なことは・・
スイッチそのものをなくすことです。
なぜなら、スイッチは一度オフにしても、また何かの拍子にオンになってしまうこともあります。
そこでスイッチそのものを、手放していくことが必要になってくるのです。
ではそのスイッチを手放す方法とは?
それは幼少期の頃の自分に寄り添い、癒していくことです。
なぜなら、スイッチを大切に抱え持ってきたのは、ほかでもない傷ついた幼少期の頃の自分自身だからです。
3-1.みんな自分を守っている
小さな自分が持ったスイッチを完全に手放すには、まずはその子にとって、なぜそのスイッチが大切だったのかに気づいてあげることです。
たとえば、いつも「本当に私でいいの?」って、自分は愛される価値がない、と思うパターンの人は
彼を心から信じられない「相手への不信感」という「自動反応」スイッチを持っています。
そして幼少期をみていくと、小さな頃お母さんに「ダメダメ」って否定だれることが多かったかもしれません。
そこで「否定される」という記憶の根っ子ができあがり、「相手への不信感」をまず感じることでこれ以上自分が傷つかないように、自分を守るようになったのです。
なぜなら、心を開いて相手を信じたとき、もし相手に否定されたら、立ち直れないくらい傷つくことを過去の体験を通して知っているからです。
3-2.幼少期の自分を癒す
そんな「自動反応」スイッチを握りしめて、一生懸命自分を守って頑張っている、小さな自分に気づいたら。
今のあなたがその子に何度も寄り添ってあげます。
たとえば
「いいんだよ。何もできなくって、それでもあなたのことが好きだよ」って、今の自分が小さな自分に寄り添います。
これを、何度も続けていると、本当に心が癒されていきます。
すると、小さな子が大切に握っていたスイッチを離してくれるのです。その時始めて、繰り返していた恋愛パターンの根っ子がなくなります。
本当に不思議なもので、握っているスイッチを離すまで、何度も何度も同じことを思い・感じ、そして同じパターンの出来事が起きてきます。
ここは自分でも繰り返し思っているとも気づかないくらい、あたり前に思い・感じ、繰り返していることがほとんどです。
でも、幼少期の自分の思いを癒すと、その思いが消えていきます。
4.本当の意味で、恋愛がうまくいくようになるには
スイッチがなくなったら、今度は望む恋愛を思い描いていきます。
今までは「不信感」という感情が、自動反応スイッチとなって、現実を創り出してきました。
新しい世界は、どんな感情を元に創り出したいですか?
たとえば
「信頼」「絆」「優しさ」「思いやり」「受け入れあう」「尊敬」など。
今度は望む思い・感情を心の中に感じて、自分が望む恋愛をしている姿を思い描いていきます。
ここではパートナーがいてもいなくても大丈夫です。
まずは自分の心の中で、望む恋愛を思い描いていくのです。
どんなことも思いが先です。私たちの目の前の現実は、私たちの心にある思いが創り出すホログラムなのです!
5.恋愛が教えてくれてる、本当の素晴らしさ!
私は恋愛の本当の素晴らしさは、一人ではできなかったことを可能にしていくことだと思いました。
それは..
一人ではどうしても乗り越えていけなかった、心の傷や闇に、相手がいるからこそ気づけることでもあります。
そうやって、相手を通して感じたことから、小さな頃の自分自身の内側の傷へ向き合い続けたとき。
真のパートナーと一緒に幸せな恋愛を築いていけるようになります。
そう考えると、うまくいかなかった恋愛も大切な人生の一コマだったと思えてきませんか。^ ^
望まない恋愛パターンは必ず変えていけます!
まずは今自分が感じている思いや感情に意識を向けてみること、そこから全てが始まります。
ニチメコのメンタルコンサルティングでは、お話を聞きながら、今の思いや幼少期の思いの共通点をみつけていきます。
ご一緒に本当に望む恋愛を築いていきませんか!