人に認められたいという思いから気づくべきたった一つのこと

あなたが今「人に認められたい。もっともっと、人からいい評価を受けたい。」という強い思いを持っているとしたら、是非試していただきたいことがあります。そうすることであなたは今よりももっと人の目を気にせず、自由に生きていくことができるようになるからです。

私たちは時々、いいえ、もしかしたら頻繁に「人に認められたい。」と思う感情が沸くようです。

なぜそう思うのか?それはどんな時にそう思うのか?その思いを持っていると、認められない時、あるいは逆に非難された時に落ち込んでしまうのは当然ですよね。

人の評価に一喜一憂する自分から距離を置くためには?

それには素晴らしい特効薬があることをお伝えしたいのです。

「何をやっても、あの人のように私は評価されない。」とか、「こんなに頑張っているのにわかってもらえない。人に認めてもらいたい。」
そう思う事って誰にもありますが、其ことに振り回される日々もまた自分を生きていないということになります。

人に認められたいという思いから解放されて自分に自信のある生き方をぜひ実践していただきたいのです。

*1、 自分で自分を認める

それは、まずは「あなたがあなた自身を認める。」ということなのです。そう聞くと「こんな私を?」「わたしなんか~」といった思いが沸いてくるかもしれません。

もしそういう思いが出てくるとしたら、それがそのままあなたは社会や家庭、学校で周りの人からそんな風に思われているという体験をしていることになります。人からそんなあなたとして見られていると感じ、どうせあなたなんかと思われているとあなた自身が感じてしまうのです。

その理由は、一言で言ってホログラムという言葉に行き着きます。

これは私たちが意外にも気が付いてないことなのですが、自分が思っていることをそのまま現実の出来事として体験している。ということになるのです。

「そ。そんなあ~!」と驚かれるかもしれませんし、「う~ん、もしかしたらそう考えられるかも」とか「そういえばそんな話聞いたことがある。引き寄せの法則ってやつかな?」といった答えが返ってくるかもしれませんね。

とにもかくにも、私たちは心に思った通りのことを現実で体験しているのは確かなようです。自分の思ったことがそのように現実に映し出されているということになりますね。このことをホログラムと表現しています。

ということを頭に入れて、改めて御自身が自分に対しての評価をどのようにしているのかじっくり尋ねてみてください。

「わたしなんて……」とか「私って駄目なんだよね」とか「やっぱり私ってすごいかも」といったそんな評価でしょうか?

さて、もう一度じっくりご自身と向き合ってみてください。そのご自身の評価がそのままあなたの体験している現実とリンクしていると思いませんか?

* 世間に求める承認欲求の原因は

ハイ!実はご自身にあったんです。もし今ご自身のことを自分で認めて、十分自分のことを納得していたら、人に対しての承認欲求という願望は持たないはずです。もしかしたら、そういうことに意識も沸かないかもしれません。

そうですね。つまり「人に認められたい」と思ったときにまずあなたができることは、自分自身に問いかけてみてることです。例えばこんな風に

*私は私のことをどう思っている?
*私は自分のことをどう評価している?
*最近自分を嫌いにになったのはどんな時?
*自分の好きなところは?
*自分の自信のあるところは?

こんな感じで自分に対する感情としっかり向き合う事をお勧めします。

すると、
「思っていたより私っていいとこあるじゃない?」とか「自分のこと大事にしてなかったなあ」とか、意外にも自分に対しての思いを発見されるかもしれませんし、「自分って自分のことに対しての評価が厳しい。」なんてことに気が付かれるかもしれませんね。

私たちはどうしても普段、外の現象に意識を取られてしまいがちです。しかし「人に評価されたい」とか「私のことわかって!」といった感情が出てきたときにこそ、まずはご自身とじっくり向き合われることを是非お勧めします。

* 感情の特質

感情にも特質があるのをご存じですか?

例えば、相反する感情は一度に感じることができないという特質があります。

極端な例ですが、悩みの最中にいる時に今ある自分に感謝はできないですよね。逆に言うと、なんか幸せですべてのものに感謝したくなるときって悩みの入ってくる余地はありません。

つまり感情は一種類の同じ方向を向いたものしか一度には感じられないのです。その変わり、ある方向を向いた感情をもっとリアルにもっともらしく強烈に感じる方向へもっていく特質があるようです。

例えば「私は人から認められたい。」と思った時「あの人は上司に褒められたけど、私は褒められなかった。」とか、「あの人の意見は採用されたのに私のは……」といった今の悩みをより印象付けるための強力な条件はいくらでも考え付くのです。

つまり感情とはある一定の方向へは進むのですが、それを反対の方向にもっていくためには意識的な力が必要となってきます。

つまり、「人に認められたい。」という思いはまず自分で自分を認めるという反対の方向へ感情を引っ張ることが必要になります。

その結果、あなたは沸き起こる承認欲求や自己卑下などの感情に右往左往させられることなく、自分でコントロールできるようになるはずです。

* 自己信頼への強い確信

私たちが悩んだり、ネガティブな感情に囚われている時こそ意識を自分に向けて!のサインなのです。

もしあなたが今、
人間関係が嫌になった。
自分はなんてダメなんだろう。
毎日がつまらない。

などと落ち込んでいる。

そんな思いで気持ちで悩みの暗雲の中にいるとしたら、まず最初に言っておきたいのは、そうやってネガティブな感情を感じることができる自分であることを認めることから始めましょう。

実は、本当に生きること全てが嫌になったら、自分が嫌だという思いすらわかないはずです。

「何とか今の状態から抜け出したい!」そう思っているあなたができることは、まずあなたご自身があなたを心に留めてあげることです。
あなたがあなたを認めること。これはあなたが周りから認められるためのとても大事な原点なのです。

そしてそれを習慣にした時、あなたは以前では思いもつかなかった自信と言うものを手に入れることでしょう。

「そして人から認められたい。」「わかってもらいたい。」という思いはいつの間にか消えていくはずです。


       

 

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