肩こりの原因、心のストレスを知って改善する2つの行動

  • 2016年1月21日
  • 2023年12月5日
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肩こりの原因、心のストレスを知って改善する2つの行動

肩こりは、現代社会の国民病と言われるほど、多くの方を悩ませています。辛い肩こりを改善しようと、整体や整骨院、マッサージ、鍼灸、ヨガなどを試みても、効果は一時的でしかなかった経験が、どなたにもあるかと思います。

その理由は、肩こりの原因にあります。人によって異なる、複合的な要因が重なり合っているからなのです。その要因は、大きく分けると、「解剖学的要因」「神経生理学的要因」「心理学的要因」の3つになります。

肩こりの3つの要因は、それぞれが身体の構造、機能、精神に関わっています。

  1. 解剖学的要因(体の構造面)
    筋肉のバランス、骨格、姿勢、動きなど
  2. 神経生理学的要因(体の機能面)
    自律神経、運動神経などの脳と筋肉の命令系統
  3. 心理学的要因(精神面)
    ストレスやメンタルバランスなど

今回は、心理学的要因のストレスに着目してみましょう。
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肩こりの特徴は、大きく2つに分けられます。

  1. 一時的な筋肉疲労が原因の肩こり
    マッサージをしたり、湿布をすることで解消される
  2. 体質や体調が関係している肩こり
    何をしても、なかなか治らないほど頑固

体質や体調が関係している肩こりの中のひとつに、ストレスによる肩こりがあります。その特徴は、
1、常に肩がこっている
2、緊張するとひどくなる
3、頭痛や眩暈、吐き気を伴うことがある
などです。

精神的なストレスが原因の肩こりは、その問題が解決すると症状が軽くなったり、肩こりがなくなったりするのが特徴です。

ストレスとは、一種の緊張状態です。過度の緊張が長時間続くと、脳が異常なストレス状態になります。すると、筋肉を動かすために脳が発する電気信号も異常をきたします。その結果、筋肉内の血管が収縮し、血液循環が滞って肩こりを引き起こすのです。

人は、ストレスを受けると身体に疲れを感じます。そして、ストレスを受け続けると、身体の調子が悪くなります。ストレスを抱えていると、いくら睡眠時間を確保しても、夜中に頻繁に目が覚めますから、疲れが全く取れません。すると疲れが溜まっていき、肩こりも解消されず、ついには体調を崩す結果になってしまうのです。

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ストレスには、「心理面に反応するタイプ」と「身体面に反応するタイプ」があります。

  1. 心理面に反応するタイプには、「攻撃型」と「逃避型」の2種類があります。それぞれには次のような特徴がみられます。
    ・攻撃型:イライラする、腹を立てやすい、切れやすい、じっとして居られない
    ・逃避型:物事に否定的で考え込んでしまう、不安や寂しさを感じやすい、悩むことが多い
  2. 身体面に反応するタイプには、「自律神経型」「筋緊張型」「胃腸型」の3種類があります。それぞれには次のような特徴がみられます。
    ・自律神経型:睡眠障害、呼吸が浅く速い、動悸、めまい、手足が冷える
    ・筋緊張型:首や肩がこる、背中が痛い、頭痛、腰痛、目の疲れや痛み、手先がしびれる
    ・胃腸型:胃痛、腹痛、下痢

心のストレスが原因ですと、このように肩こりだけでなく、複合的な症状が表れます。

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ストレス度チェック

あなたの肩こりが筋肉疲労からなのか、心のストレスからなのかを見分ける10個の質問があります。早速チェックしてみましょう。この1カ月を振り返り、当てはまる項目にチェックを入れてください。

□寝つきが悪い
□毎朝、出勤するまでの時間が辛い
□レストランでメニューを見ても、すぐに選べない
□心から楽しんで笑えない
□ドラマや映画を見たりゲームや読書をして、気分転換をしていない
□友達と遊ぶ約束をした後、行きたくないと思ったことがある
□旅行に行きたいと思わなくなった
□暇な時に、やりたいことが見当たらない
□大切な予定を忘れてしまったことがある
□友達が喜んでいるのを、心から一緒に喜べない

それでは、チェックを入れたのを数えて、あなたの心のストレス度を見てみましょう。

・0~2個 心のストレス度20%以下
心のストレスは低めなので、ゆっくり休めば元気を取り戻す可能性が大きいです。まずは、しっかりと身体を休めましょう。

・3~5個 心のストレス度60%
心のストレスが蓄積しつつあります。身体を休めるのと同時に気分転換を心がけて、ストレスを解消しましょう。

・6~8個 心のストレス度80%
心のストレス度が高くなっている状態です。自然が豊かな所に行くなど、行動するようにしましょう。

・9個以上 心のストレス度90%以上
身体よりも心が疲れている状態です。心のストレスが溜まっていますので、環境を変える、思い切って休むなど、早めに対策を考えましょう。

6個以上チェックを入れた方は、心のストレスによる肩こりの可能性があります。それ以上、ストレスを溜め込まないようにしましょう。心のストレスを放置していると、徐々に身体的な影響が表れてきます。心のストレス度が高かったら、ストレスを解消する行動を心がけましょう。

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ストレスを解消する行動とは?

肩こりが、心のストレスから起きている場合には、その原因を消し去るのが、最も効果的な改善方法です。けれど原因の中には、自分一人では、どうにもならないこともありますね。経済的なストレスや、お仕事や人間関係からストレスを受けている場合には、それらを即座に断ち切ることは難しいものです。

それならば、これ以上ストレスを溜め込まないように、上手に発散する趣味や行動を始めてみませんか?

    1. お友達とショッピングに出かけたり、おしゃべりをしたりして、好きなことをする時間を取るようにします。そして、ストレスを感じる環境や人間関係から意識を外すのです。また、感動的な映画やドラマ、読書もお薦めです。涙にはストレス物質が含まれていますので、感動して泣くことによって、涙と一緒にストレスも流し出されて心が軽くなります。
    2. 軽い運動をするのもお薦めです。身体を動かすことによって、全身の血流がよくなり、筋肉の緊張がほぐれます。すると、心のストレスを発散することができるのです。更に、身体を動かしている最中は、動くことに集中しますので、ストレスの原因から意識を外せるという効果もあります。

もし、激しい運動をするのでしたら、疲れ過ぎないように気をつけましょう。運動する時間帯によっては、交感神経が刺激されて眠れなくなる場合もあります。こうなると、逆にストレスを蓄積してしまいますので、ヨガやストレッチ、ウォーキング、軽いジョギングなど、軽度の運動を心がけましょう。

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肩こりは、心のストレスが原因で起こることもあるのです。ですから、肩こりを改善するには、心のストレスの原因を取り除くのが一番です。それが難しい場合には、上手にストレスを発散をしたり、好きなことをして気分転換を図りましょう。そして、軽い運動をして全身の血流を良くし、筋肉の緊張をほぐすのも効果的です。

溜まった心のストレスを解消すれば、肩こりも改善されます。出来ることから行動にうつしてください。そして、肩こりの緊張から解放されて、楽しく軽やかな毎日をお過ごしくださいね。


       

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