人は主に、言葉のやり取りを大切にしていることと思います。
でも、もし言葉が完全になかったとしたら。あなたならどうしますか?
言葉のない中でのコミュニケーションで必要なことって、なんだと思いますか?
言葉のないコミュニケーションをしている人は案外多いかもしれません。
なぜなら、私も子どもとそんなやり取りをしている1人だからです。
1.コミュニケーションの取りづらさとは
実は案外コミュニケーションをとりづらい人というのは一定数います。例えば我が子のような知的障害を抱える子たちとの関係でです。
一般的に知的障害は生まれてすぐにはわかりませんが、育てづらさを感じるうちに「なにか変だな?」と感じてきます。
我が子の知的障害は小さい頃からほぼ最重度という判定を受け続けています。小さい頃は育てにくい感覚が満載でした。
言葉を持たない子が今、何をいいたいのだろう?という声なき訴えに耳を傾ける日々が続きました。
「普通」という状態に憧れていた時代でしたが、そもそも「普通」とはなんでしょう?
2.基準はひとそれぞれ違うもの
当たり前のことですが、人はみな違います。
「普通」の基準も人それぞれにあるでしょう。私たちは「普通」という言葉に縛られてきたように感じます。または「標準」という言葉に置き換えてもいいのかもしれません。
大多数の意見が正しいという思い込みがあるのかもしれませんね。
でも、自分の中の「普通」を見直し、思い込みを捨てていき「自分らしさ」へと変えていく。
こうしていくと、なんとも言えない自由を得られることに気がつかれるのではないでしょうか。
息苦しさを抱えて生きていくよりも、自分らしさで生きていくって大切だと思います。
3.触れ合いで伝えあえることもある
触れ合いというと、ハグが一番先に思い浮かべる人も多いでしょう。確かにハグの効果ってすごいもので、幸せホルモンと言われるオキシトシンが出てストレス解消やリラックス効果、その他たくさんのいいものがあるようです。
子育て中の方はぜひ!お子さんとのハグをすすめしたいところです。もちろんご夫婦にも推奨します。
私の中では安心するとか、幸せを感じるという感覚が一番あるでしょうか。
ハグってお互いを受け入れるってことですものね。我が子とのハグはすごくソフトタッチですが、優しく受け入れられる感覚があります。
ハグが難しいなって思うなら、手を繋ぐだけでも効果ありますよね。
4.笑顔は最強のツール
例えば言葉が通じない国の人とでも、表情やジェスチャーなどでなんとか伝わるものがある経験をした方もあるでしょう。
そして、そのときに笑顔があると本人たちも周りの人も安心感に包まれるような感覚がありませんか?
日本人は外国の方と比べて表情筋をあまり使えていないそうですが、ニコッと笑うことは誰にでもありますよね。
「笑う門には福来たる」という言葉もあるくらいです。
言葉がなくても、まずはニコッと笑ってみる。それを続けていくと、相手からも笑顔が返ってきますよ。ハグと同じくらいの幸せ感覚が出てきます。
5.まとめ
言葉は私たちにとってコミュニケーションを図るための大切なものです。このことに間違いはありません。
でも、もし言葉がなくても通じあえることはできるのです。
むしろ、言葉に頼りすぎないと考えたほうが良いのかもしれません。
五感を使うことが大切です。そうすることで、私たちは磨かれていくのでしょう。
言葉だけに頼りすぎることなく、ご自分の五感をフルに活用して相手と理解しあえる関係を作り上げていけると毎日がより楽しくなりますね。