「自分を知りたい」ときこそ「なりたい自分になる」チャンス

自分を知りたいと、無性に思ったことはありませんか?おそらく、誰もが一度は思うでしょう。

自分にはどんな才能があって、どんな人と相性が良くて、金運はどうなのか、仕事は何が向いているのかなど、自分に関することは何でも知りたいと思いますよね。

もしかしたら、いろんな本を読まれたり、セミナーに参加されたり、運勢を占なってもらったこともあるかもしれません。

ただ、人が見ている自分と、自分が思っている自分が違うこともあります。それほど自分のことは解らないということでしょう。よく「自分探し」などと言いますが、さて自分とは何でしょう?なぜそう思うのでしょう?

自分を知りたいと思うのは、もっと向上したいという意欲が出てきているからだと思います。そんな自分を知りたいと思っているあなたに、今回はちょっと違った角度からある提案をさせていただきたいのです。

自分像を知る


まず、あなたは今ご自分のことを、どんなふうに思ってらっしゃいますか?

自分のことをイメージすると、たいていは自分の短所が浮かんできます。

  • すぐにかっとなって怒りっぽい
  • 何をやっても長く続かない
  • いつも不安を抱えている
  • 気が小さい

などなど、他にもいろいろありそうですね。では、長所も探してみましょう。

  • 細かいところに気配りができる
  • 人見知りしない
  • チャレンジ精神旺盛
  • 社交的

その他いろいろあると思いますが、長所を挙げるときはなぜか控えめで遠慮しがちです。

よく人は自分に厳しいと言いますから、殆どの採点は辛口になりがちです。けれど、短所と長所は表裏一体です。良いと思える側面と、改善したいと思う側面の両方から観察して、長所も短所も見つけてみましょう。

そして、まずは自分が思っている自分像を挙げてみます。それから、あなたの身近な人にも聞いてみましょう。

意外にも、あなたが思っている自分とは違った見方が多いと思います。「なるほどね~」とか「へ~、私ってそんなふうに思われているんだ」って思うかもしれません。

つまり判断は、その人の基準でしているということです。自分のことをどう思っているかというのは、あくまでも自分の基準を用いて判断しているのです。

ですから人からあなたがどのように見えるかは、見る人の数だけ存在します。その人の基準であなたを判断して、あなた像を創っているということなのです。

ということは、あなたの評価はどうやら決定的なものではないということですね。

ホログラム

ここニチメコ(以下、ハイゼミ)では、ホログラムという言葉がよく使われます。自分の目の前に映し出された世界は、自分の意識の反映であるから、自分そのものだということです。つまり現実は自分の意識が創っているホログラムであると言えるのです。

つまり、あなたの目の前に居るその人が、あなたご自身の反映だということになります。

ここでちょっと「私とあの人と同じじゃないわ。」という違和感を感じたり、「どうしてあの人が私なの?」と疑問を感じたりするかもしれません。

実は、このホログラムということを徹底して落とし込んでいくと、目の前に居る人も、今向き合ってる現実も、まさに自分の意識が創り出してる世界だということがわかってきます。

ですから、あなたの目の前にいる人があなた自身だと言えるのです。正確に言えば、あなたの一面を目の前の人が映し出してくれているということです。

自分ではない人が自分自身を反映しているということに、最初は戸惑いを感じるかもしれませんね。

自分の反映とは例えば、「あの人は親切で、優しい人だな。」と思ったとします。それはあなたにもそういうところがあるから、そこに共鳴してそう感じるのです。つまり、あなたにも同じ要素があるので、その人が親切で優しいことがわかるのです。

また「あの人ってプライドが高くて、嫌な人だな。」と思ったとしたら、あなたにもそういう一面があるということです。実際には、いろいろな要素が絡み合ったりしていて、もう少し意識の奥深くにある認識できない部分が共鳴しています。

ここで、あなたの心に違和感が生じるかもしれません。「私はあんな人とは違う。」と、声を張り上げて言いたくなるかもしれません。

そこを冷静にもう少し掘り下げてみると、相手をジャッジしている自分に気がつきませんか?
「ああいう態度は良くない。」とか、「あの人はとっつきにくい人だ。」とか、自分の基準で判断していますね。

ということは、そこであなたご自身を振り返ってみると、ジャッジする心、決めつける感情があることは間違いなさそうです。

もしそういう感情をまったく持たない人、例えば幼子のように自分の判断基準を持っていない状態だと、プライドが高いと思われる人に出会っても、「この人はプライドが高くて嫌な人だ。」とは思わないでしょう。

それは、幼子がまだプライドを持っていないからです。

これは極端な例かもしれませんが、同じ人に対しても見る人が変わると評価が変わります。これは日常で体験していることだと思います。

これからは「目の前に現れる人は自分の鏡である。」ということを意識されると、自分を客観的に見られるのでいいと思います。

フォーカスするもの

たとえば赤い色を意識して道を歩いていると、赤いものが次々に目に入ってくるということを聞いたことがあるかもしれません。つまり意識していることが自分の現実となって現れてくる状態です。

占い師さんに「あなたはこういう人です!」と言われたら、そんな感じがしてくるというのも、そういうことなのです。そこをもう少し深く掘り下げてみると、あなたがこうだと信じたことが見えている、現れていると言えなくもありませんね。

つまり自分が何を意識するかによって、自分を自由に変えることも可能だということです。そうだとするなら、思いどおりの自分になることもありだと思いませんか?

信じたことが現実に現れるのですから、思いどおりの自分になるということは、自分がなりたい自分になるということを信じれば可能なことだということです。

よく人は、「私は生まれつきこんな性分だから」と言います。性分とか運命とか、自分ではどうしようもないことだとどこかで思っていませんか?

そうやって思い込むことで、そのことを益々確固たる概念として強化し、自分をそこに縛ってしまうのです。

「これは私の性分だから・・・」「私はどうせ運が悪いから・・・」というのが口癖の人と、「私は運が良いから大丈夫!」というのが口癖の人とでは、将来的に大きく違ってくるはずです。

くどいようですが、「自分が思い込んでいることがそのまま現実となる。」ということは、自分の思い込みを自分の理想に変えることによって、思い通りの自分になることは可能だということなのです。

どんな人になりたいのか?

思い通りの自分をイメージしてみましょう。ここは、遠慮しないでください。思うことは自由ですから、誰もとがめたりしません。ここは欲張りで贅沢に大胆に、なりたい自分を挙げていきましょう。

  • 健康でありたい
  • いつまでも若々しくいたい
  • お金に困らない人生を送りたい
  • 人間関係に悩むことなく穏やかに過ごしたい
  • 料理がうまくなりたい
  • 人をひきつける魅力的な人になりたい
  • いつもにこやかで穏やかでいたい
  • 仕事で成功したい

こうしてなりたい自分をイメージすることは、現実を創造していくうえでとても大切なことです。そして自分の奥深くと繋がると、ホログラムの変化が加速されていきます。

最近私は、「あなたは~ですね。」と言われて心から嬉しく感じたことがありました。さあ、あなたは人からどういう人だと言われたら心から嬉しいと思いますか?

そう考えることで望んでいる自分像が具体的になっていきますから、ぜひイメージしてみてください。

自分のことを知りたい

「自分を知りたい」というところから、話がずれてしまったようですね。今あなたが自分のことを知りたいと思ったその奥には何が潜んでいるのでしょう。

「自分のことを知って自分を100%生かしたい。」という欲求なのか、「自分のことを知って充実した人生を送りたい。」という望みなのか、いずれにしても、もっと自分を高めていきたいという願いが根底にあると思います。

私達は何かを達成したいときは「まずそのことを知る」ことから始めます。だから自分のことも知りたくなるのは当然のことです。

異った目線からのからの提案

自分のことを知ろうとしたとき、自分の目で見た自分と人から見た自分とでは違いがあることに気づきましたね。そして、過去の自分と今の自分と未来の自分も違います。

それは環境が変わって見方が変化したり捉え方が広がったりすることで、自分が成長しているからです。つまり自分というのは固定されているのではなく、流動的なものなのです。

それならば、今の自分を知って未来を夢見ることよりも、今、好きな自分になることを追及してみたらどうなるでしょう。

自分のことを知るというのは、所詮自分の固定観念で自分を知るにすぎません。それならば、自分の固定観念をはずして「こんな自分になりたい。」を挙げて、そんな自分になるイメージをしてみましょう。すると、そんな自分を引き寄せることに繋がります。

理想的な自分になれるということは、あなたが自分の運命を自由に変えられるということです。このことを徹底的に信じたら、それはそうなっていきます。これが違った目線からの提案です。

徹底的に信じること

思いどおりの自分になるには訓練が必要です。自分の意識を自分に集中させて信じること。それは、自分の希望に合った自分軸を、きっちり立てるということかもしれません。

私たちはこのことをハイゼミで学んでいます。なりたい自分へ、揺るがない自己信頼へ、あなたも思い通りの自分を創造できると信じてください。そのようにあなた自身があなたを育ててください。これこそが、ぶれない自分軸なのです。


       

 

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