
兄弟姉妹同士の嫉妬心、友達同士の嫉妬心、恋愛関係での嫉妬心。
仕事仲間同士の嫉妬心、親子同士の嫉妬心、親戚同士の嫉妬心もあるかもしれません。
わたしは、今まで、散々嫉妬してきました。
嫉妬心は、物心ついたときから、人生のパートナーのようにあらゆる場面で登場しました。
嫉妬していることを認めたくなくても、やっぱり嫉妬していた、と思い知ることが何度もありました。
嫉妬ってなんであんなに苦しいんでしょう?
嫉妬で身悶えする、という言葉がありますが、本当に苦しい感情です。
嫉妬している自分を醜いと感じたり、惨めに感じたり。
嫉妬で苦しいうえに、嫉妬している自分を嫌悪します。
二重苦、です。
嫉妬で苦しむのはもう懲り懲りでした。
もうこんな人生嫌だ!変えたい!と思い、嫉妬心から自分を解放しようと決意しました。
なぜ嫉妬するのか?
嫉妬心が出たらどうすればいいのか?
どうすれば嫉妬心が出ないようになるのか?
嫉妬心の苦しみから解放され自由になるための3つの方法です。
ー目次ー
1.嫉妬心があることを認めてしまおう
2.嫉妬の感情と自分を分離させる
(番外編)ところで嫉妬ってなあに?
3.自分の評価は自分でする
1.嫉妬心があることを認めてしまおう
メラメラ燃える嫉妬心。
わたしは、嫉妬することは恥ずかしい、嫉妬している自分は醜い、嫉妬している自分を絶対人に知られたくないと思っていました。
また、嫉妬心を醜いと思っているので、嫉妬していること自体を認められない自分がいました。
しかし、認めようが認めまいが、心の中がモヤモヤして不快になります。体は嘘をつけません。
体の反応が、嫉妬していることをわたしに突きつけます。嫉妬していることを認めざるを得ませんでした。
そして、嫉妬していることを全面的に認めるようになりました。
嫉妬の苦しみから逃れるためには、嫉妬していることを認めることからしか始まらないことがわかったからです。
嫉妬を認めることは、嫉妬した相手に対し、自分の負けを認めるようなものでした。
わたし達って、負けを認めることができないと思いませんか?負けを認めることができず、いつまでも意地を張ってしあわせになれないところがあると思いませんか?
嫉妬していることを、潔く、認めてしまいましょう。
嫉妬心から解放され、自由になる道が開かれます。しあわせへの第一歩です。
しかし、勇気が必要かもしれません。嫉妬は醜い!そんな醜いものを持っていることを認めるのは嫌だ!と抵抗する自分がいるかもしれません。
嫉妬は自分だけが持っているわけではありません。誰もが持っています。もっと言うと、誰もが持っている素晴らしい感情の1つです。
嫉妬心がある自分は駄目だと思っていませんでしたか?ゆえに、嫉妬心があることが苦しかったのではないでしょうか?
嫉妬心はあってもいいんだよ!と自分に伝えてください。嫉妬する自分を責めないことです。
嫉妬心はあってもいいんです。いえ、あるのが当然と思っていいでしょう。嫉妬心を持っている自分を、100%の気持ちで、認めて受け入れます。ここ重要です。
嫉妬している!と認めても、なにも恐いことはありません。それどころかいいことばかりです。
これを読んでいるということは、自分に嫉妬心があるとすでに認めているか、その準備が整っているということでしょう。
嫉妬心から自分を解放する、大きな一歩を踏み出しています。
2.嫉妬の感情と自分を分離させる
嫉妬心を持っていることを認めて受け入れました。嫉妬心のある自分を責めることがなくなりました。
しかし、嫉妬する苦しみは解消されるわけではありません。嫉妬心から解放され自由になりましょう。
嫉妬している自分を認めるということは、嫉妬している自分をもう一人の自分が客観的に観ている、ということです。それは、嫉妬の感情と自分が分離している状態です。
これまでは、嫉妬の感情と自分がべったりくっついて、一体になっていました。それで苦しかったんです。嫉妬の感情と自分が分離したことで、嫉妬の感情から離れることができました。
嫉妬の感情を選択するか?選択しないか?選べる状態です。
嫉妬心が出てきたら、一度立ち止まって、嫉妬を選択するか?しないか?自問してください。
二度と嫉妬で苦しみたくないと思ったら、選択しない!と決めてください。選択しない!ということは、嫉妬を手放すということです。嫉妬から自分を解放するということです。
嫉妬を選択しないと決めると、では次にどこに行ったらいいの?と、迷子になってしまいます。次の新しい選択を、必ず自分にしてあげてください。
嫉妬していなかったら選択したであろうこと、例えば友人の成功を一緒に喜ぶ自分をイメジするとか、ポジティブな自分のイメージを選択をしてください。
選択する場合と、選択しない場合では、現実が真逆になります。
選択するか?選択しないか?選べるということは、自分の望む現実を自分で創れるということです。これは、自分の人生を変えてしまうほどの、すごいことです。
要注意は、逆戻り現象です。
わたしたちは、嫉妬心があってもいいということを、認めきれないものです。
一旦は認めても、またすぐに、嫉妬心を持っている自分は駄目だと自分を責めてしまいます。嫉妬の感情と自分が一体になっている状態に戻ります。そして苦しみます。
そんな自分に気がついたら、嫉妬心はあってもいいんだ!と、意識を変えてください。
わたし達は繰り返し繰り返しの生き物だそうです。繰り返し繰り返し行って習慣にしていく、生き物だそうです。つまり、戻ってはまた前に進む、を繰り返します。
嫉妬心があっても大丈夫!と、当たり前に思うまで、繰り返し自分に伝えます。そして、選択するか?選択しないか?選びます。
(番外編)ところで嫉妬ってなあに?
なんで嫉妬って出てくるのかなあ?なんでこんなに苦しいのかなあ?と思いませんか?
嫉妬って、誰かに対して出てきます。最初の嫉妬は、兄弟がいる人は兄弟にかもしれません。幼稚園や学校では、先生に気に入られている友だちにかもしれません。思春期には、好きな人を奪った人にかもしれません。
誰かと自分を比べたとき、です。
自分より相手が愛されていると感じたり、認められていると感じたとき、嫉妬が出てきませんか?
また、自分より輝いていたり、しあわせそうだと、嫉妬心が出てきませんか?
嫉妬する相手は、自分の気になる人です。無関心の人には、嫉妬はしません。
ここにポイントがあると思いませんか?その人を認めているとか、憧れているとか、好きだから嫉妬するのではないでしょうか。
これほど強力な感情だということは、嫉妬には、自分から自分への大きなメッセージがあるんじゃないかと考えました。大きなギフトといってもいいでしょう。
ギフト①
自分はあの人より愛されていない、認められていないと思うことは、とても辛いです。悲しくなったり、怒りが出たり、憎しみが出たり、悔しかったりします。
しかし、嫉妬したことで、自分の中にあるネガティブな感情に気づくことができました。自分の中にあるネガティブな感情に気づくことができると、その感情を選択するか?しないか?選ぶことができます。
つまり、ネガティブな感情を選択しないで、しあわせな人生に変えることができるチャンスがやってきたということです。
例えば、好きな人を誰かに奪われたら、立ち直れないんじゃないかと思うほど辛いです。心の中は嫉妬の炎です。苦しく辛いことですが、そこから出てくるネガティブ感情に気づくために、その辛い現象を自分で起こしたとも言えるんです。
そんなことも、わたし達はやっているんです。
ギフト②
自分がやりたくてもできないことをやっているから嫉妬するんじゃないでしょうか?
自分は我慢してやっていないのに!自分がやりたくてもできないことをやっている!から、嫉妬してしまうんじゃないでしょうか?
ということは、嫉妬する相手から、自分が本当にやりたいことを見つけ出すことができるのではないか!
ヒントを見つけることができるのではないか!
その嫉妬から、自分のしあわせを見つけることができます。
自分が本当にやりたかったこと、なりたかった自分に気づくことができ、その道に進むキッカケになるというギフト。
また、そこに出てくるネガティブな感情もギフトです。
自分への制限であったり、自分を縛り付ける固定観念であったり、自分を縛って不自由にしているものに気づくことができるかもしれません。
気づくことにより、選択するのか?選択しないのか?選ぶことができ、人生を変えていくことができます。
嫉妬を反転させたら、こんなに素晴らしいギフトを受け取ることができます。
3.自分の評価は自分でする
嫉妬に苦しむのは、他人と比べて自分が劣っていると思ったときでしょう。
あの人より愛されていない、あの人より認められていない、と思ったとき嫉妬に苦しみます。
わたし達は人に愛されたい認めてもらいたいという強い欲求を持っている、ということでもあります。
愛されたら愛されたで、ずっと愛され続けるだろうか?と不安になるものです。
Aさんには認められたけれど、Bさんにも認められるだろうか?と不安になるものです。
人に自分の評価を求める限り、常に不安が付きまとい、いつまでも満たさることはないでしょう。
自分の評価を人に求めるのではなく、自分に取り戻しましょう。
人に愛されることを求めたり、人に認めてもらうことを求めている間は、嫉妬心から抜け出せないでしょう。
自分が自分を認め、自分が自分を愛すれば、嫉妬は不要です。
そして、相手のしあわせを素直に喜べるんじゃないでしょうか。
自分に取り戻しても、自分が自分を愛せなかったり認められなかったら、結局同じです。
そういうときは、他人と自分を比較しているのではないかと思います。
人と比較することを徹底的にやめること、自分に自信を持つこと、が必要になってくるでしょう。
人と比較するにしても、自分に取り戻していれば、自分を変えるだけなので楽です。
自分が自分を認める。どんな自分でも自分は自分を認める。自分が自分を愛する。自分はどんな自分でも愛する。この軸を固定させましょう。
そして、それから、なりたい自分に自分を変えていってもいいでしょう。いくらでも、望む自分に変えていくことができます。
他人に自分の評価を明け渡すな!
自分の評価は自分に取り返せ!
どんな自分でも、自分だけは、自分を丸ごと認め愛せよ!
そうすれば、嫉妬は出る幕なし!根本解決!です。