嫁姑問題を解決!毎日楽しく暮らす自分軸からの3ステップ

嫁姑の関係は、時代が変わり生活習慣が変わっても平穏無事とはならないようです。
大好きな彼と結婚してワクワク楽しい新婚生活を夢見ていたのに、介入してくる義母の存在を無視できない!

嫁姑問題は、おそらく婚姻制度が成り立ったころから家族の悩みとしては最も一般的で、解決が厄介な問題なのではないかと思います。

嫁姑問題とはお嫁さんの立場から見ると、自分と夫と姑の三角関係だと言われますが、けっしてそれだけの問題ではありません。奥にはもっと深い何かがあるように思うのです。

周囲から祝福を受けて結婚し、これから二人で新しい家庭を作っていこうと決意を新たにしているところに何かと世話を焼こうとする夫の両親の存在。

特に母親は「自分が主婦として先輩なのだから」「大事に育てた息子のためだから」と世話を焼きたくなるもののようです。でも、それがお嫁さんにとっては面白くない。この嫁姑の間にある深く険しい溝は埋めることができるのでしょうか?

現在、嫁姑問題でお悩みを抱えていらっしゃるあなたへ、その問題の根拠と解決法を自分軸という観点から捉えてみました。


嫁と姑の間に飛び交う感情

お嫁さんが生まれ育った環境や習慣と、お姑さんが家庭を築いてきた環境や習慣は違いますから、価値観などは違って当然です。けれど、お姑さんのやり方を押し付けられるお嫁さんは穏やかではいられません。それは二人の価値観の違いだけが問題なのではないように思います。

そこには、嫉妬、独占欲、執着などの感情が大いに関係しているように思えてなりません。どんな問題でも必ず感情が主導権を握り、それが確執の原因になっているものです。では、その感情とはどういったものなのか、もう少し詳しく探ってみましょう。今回は、嫁の立場から考えてみました。

嫉妬

最初に強く感じるのが嫉妬です。

「私が生涯の伴侶として選んだ夫なのだから、たとえ母親でも夫婦の間に割り込まないで!」

こうした思いが沸き上がることが往々にあるかもしれません。そんな時に「私が今まで大事に育ててきたのだから、息子のことは誰よりも知っている。」とお姑さんに主張されたら、嫌な気分になりますね。

そんな状況では苛立ちや怒り、憎しみさえも感じるかもしれません。これは破壊的なエネルギーです。

結婚生活とは、母と息子の関係と妻と夫の関係のどちらがより強力であるかという問題ではありません。もちろん母親と嫁のどちらが夫との繋がりがより深いのかという問題でもありません。

あなたが嫁である前に、あなたはあなたであることをしっかり認識しておく必要があります。嫁という立場より、あなたの中に自立したひとりの人間であるという軸がしっかりしていればしているほど、嫉妬という感情に翻弄されることはなくなるでしょう。

嫉妬という感情に翻弄される苦しい日々を選ぶのも、そこから解放されてもっと自由で清々しい人生を選ぶのも、それはあなた次第です。

自分の中に嫉妬という感情があると認識できたら、それだけでも重苦しい気分から一歩踏み出すことになります。そこからご自分の嫉妬という感情に向き合ってみてください。

独占欲

独占欲は、嫉妬という感情を引き起こす大元になっていますよね。確かに相手が好きであればあるほど、私だけの夫でいてほしいと思うのはごく当たり前のことでしょう。

お姑さんがあれこれ世話を焼くことにイラついたり、不快な感情が出てきたりしたら、それは独占欲という感情が主導権を握っている可能性があります。そのような時には視点を変えて、あなたが夫と父親に挟まれた立場になって考えてみましょう。

もしあなたのご主人が独占欲を燃やしていて、娘を盗られたくない父親からも独占されるような状況になったら、どう感じるでしょう?

夫も父親も大切に思っているあなたは、ふたりが仲良くしてくれることを願うでしょう。そしてきっとこう言うでしょう。

「私は誰のものでもない、私は私だ! ふたりともいいかげんにして!」

その通りです。ですから、あなたのご主人も声を上げて言うでしょう。「俺は俺だ、だれのものでもない! いいかげんにしろ!」

執着

育った環境や時代が違うと価値観が異なります。それを理解してはいても感情がいうことを聞かない場合があります。そのような時、何かに強く執着しているかもしれません。

「私のものだから絶対に渡さない!」
「私たちの生活には絶対に踏み込まないでほしい!」

もし夫に強く執着しているとしたら、こんな孤立した粘着性のある感情に捕らわれてしまうかもしれません。あなたの中に夫への執着、あるいは自分の価値観への執着がないかどうか観察してみましょう。

ご存知のように感情は日々の暮らしに大いに影響を与えます。こういった嫉妬、独占欲、執着などの強い感情はあなたにどんな現実を引き寄せているのか、今一度考えてみてください。

感情に働くエゴの力

「姑にこんなこと言われた!」
「姑がこんなことした!」

姑のすることを全て自分に向って放たれた敵の矢のようにとらえていると、心の中で敵対心としてどんどん強く確立されていきます。そして挙句の果てに、私は姑にひどい目にあわされていると被害者になりきってしまいます。

そうやって姑にいじめられる可哀想な嫁の役をしっかり演じてしまうわけです。それらすべてが感情のなせる業であることはもうお気づきですね。

「自分は姑からいじめられて可哀想だ。こんなことを言われた。こんなことをされた。」と、ほんの些細なことでも大げさに受け取って、大変な事実として定着させることを得意とするのが、あなたの心に潜む厄介者のエゴです。そのエゴはあなたの感情を巧みに利用して、現実を確固たるものとして創造していきます。

エゴは沸き起こる感情を巧みに操り、姑をすっかり悪者に仕立て上げてしまうのです。それを確固たる現実として定着させるために、エゴはいつもささやきます。

「ほら、やっぱり姑はひどい人だ。」

小さな感情のくすぶりを大きな炎に変えるのは、まさしくエゴの仕業なのです。そしてその思いを証明するかの如く、現実はその方向へ流れていくのです。

感情で自分を知る

私たちにかかわる日々の出来事は意識が引き寄せていると言われています。つまり、あなたが今抱えている問題は、あなた自身の表れだということなのです。そう言われたら「私がなぜこんな望まない現実を引き寄せるの?」と、少なからず抵抗を感じますよね。

それは、あなたが自分は間違っていないと思っているからなのです。ですから抵抗することに無理はないと思います。でも、この問題は正解や不正解を探すために起きているのではありません。

自分に向き合うためのチャンスなのです。今あなたが感じている感情から自分を知ること、そのことこそが大いに意味があるのです。

貴女が今抱えてる悩みは姑のせいだと思っていらっしゃるかもしれませんが、実はそれはあなたが自分に向き合うための大きなチャンスだということです。

自分に気づくための3ステップ

ステップ1.感情に気づく

最近あったことで感じた感情を思い出してください。

「私たちの生活に平気で踏み込んでくる姑が許せない!」
「夫にいつまでもまつわりつく姑が許せない!」

そうした許せない感情が出てきましたか?
「わたしをのけ者にして!」という疎外感や、「いつも自分の価値観を押し付けようとする!」といった迷惑だと思う感情に気づきましたか?

まずはそうした沸き起こる感情に焦点を当ててみてください。

ステップ2.感情を辿る

思い出していただいた最近の感情について、もう少し辿ってみてください。

それらの感情を子供の頃にも感じたことはありませんでしたか?
嫉妬や執着を以前にも感じたことはなかったでしょうか?

自分に沸き起こる感情をしっかり辿ってみてください。それを子供の頃に親や兄弟の間で、周りの大人たちの間で感じたかどうかを思い出してみてください。この時、ちょっと心苦しいかもしれません。なぜなら、そこに気づかせまいとエゴが働くからです。

ここで諦めてしまうと今までのパターンが繰り返されます。苦しくてもほんの少しだけ進めてみると、きっと変化が起こってきますからトライしてみてくださいね。

ステップ3.感情を浮き上がらせる

子供の頃に感じたことや決めつけたことを思い出す作業は、まるで自分の中の暗闇に潜んでいたものを白昼の下にさらすような感じです。心の中に光を当ててみてください。べっとりくっついていた粘着性のある感情である嫉妬や独占欲、執着などが日の光に照らされてきます。

感情を浮き上がらせるのは、最初は苦しいかもしれません。けれど解放されるのを待っていた感情たちは、あなたから少しずつ離れていきます。

なぜ感情があなたから離れていくのでしょう?

それは、感情はあなた自身ではないからです。ですから感じたくないネガティブな感情を浮き上がらせてどんどん手放していきましょう。手放した分だけあなたは軽やかになっていきます。

自分を知るための手掛かり

ちょっと話は飛躍しますが、私たちはなぜ生きているのか考えたことがありますか?

それは「自分を知るため」です。自分を知るために今の現実があるのです。現実から自分を知るためには、目の前に起こる現実は自分が引き寄せたものであるということをしっかり踏まえて、捉えてみることです。

ただし、ここで今辛い思いをしてるから自分はよくない人間だなどと思わないでください。あなたが今体験していることは、自分がどんな感情を持ちどんな価値観を持っているのかを知るために起きていることなのです。罰するためでも罪を感じさせるためでもありません。

私たちハイゼミ生は何か問題や悩みがあると、「そこに自分を知るための学びがある」ととらえます。つまりは、嫁姑問題も不倫問題も人間関係の問題、他の問題もすべては自分を知るためなのきっかけなのです。

そしてその手掛かりになるのが、沸き起こる感情です。

あなたはどんな感情を持っていましたか?
静かに自分を分析することができましたか?

感情が沸き起こるたびに自分の感情を冷静に見つめそれらを消去していくと、あなたを悩ませていた嫁姑の問題はきっと解決していることでしょう。なぜなら、自分の持っていた感情に気づき、自分を一歩知るというミッションを一つクリアしたからです。

さあ、まずはあなたの意識を外に向けるのではなく、自分自身に向けることから始めませんか?


       
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