家庭内別居の不協和音が幸せなハーモニーに変わる5ステップ

  • 2017年1月18日
  • 2022年3月27日
  • 夫婦
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家庭内別居、もしくは仮面の夫婦。夫婦に会話がほとんど無い。 そんな状況にいらっしゃる方は、意外にもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?あえて口に出さないまでも、うちもそうかも。そういう方を含めるとこの何とも言えない空気感に、うんざりしてらっしゃる方が少なからずいらっしゃると思うのです。

同じ家にいても顔を合わせないようにしてる。顔を合わせてもほとんど話をしない。必要な事意外は口をきかない。以前はあれほど仲が良かったにもかかわらず、まるで相手の人柄が変わったように感じられる日々。

もしかしたら、同じ空気を吸うのも嫌!と思うまでになってるかもしれませんね。ところで、そのことは苦しいですか?「もう慣れちゃったし、そのほうが気が楽」ですか?苦しいと思っている方にも、気楽だと思っている方にも、是非読んでいただきたいのです。実は、人生の意味がその先にあることを、私達が生きてる意味が、今起きてる問題と大いに関係があることを知って欲しいのです。


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 家庭内別居の状態

実は私自身がそうでした。 結婚して30年以上が過ぎ子ども達も独立していざ夫婦として向き合ったとき、まるで他人同士になったような味気ない関係になっていたのです。

話には聞いていたけど、まさかこんな日が来るなんて思ってもいませんでした。始まりはこんなところからでした。ほんの些細な意見のくい違いから、「何を言っても、あなたにはどうせ解ってもらえない。」「いつもあなたは私のこと否定するんだから。」 「こんなにもあなたのことを思って生きてきたのに、結局は何も解ってもらえなかった。」

そんな失望感や相手への嫌悪感が次々と沸き起こってきては心の中に広がって、「どうせ何を言っても無駄。」そんな状態になってしまったのです。 この状態ならまだしも「おはよう。今日は良いお天気ね。」という誰とでもする挨拶すらなくなってしまったのです。

まるで二人の間に鉄の扉がガシャと下りてしまったように。夫婦関係の鬱状態とでも言うのでしょうか?磁石のN極とS極のように、まさに不協和音でした。

1、心の奥に潜む願望

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家庭内別居は私にとって(おそらく相手にとっても)、決して居心地の良いものではありませんでした。たぶん今そういう体験をされてる方も同じような思いでいらっしゃるのではないでしょうか? でも、それをいったいどう解決すれば良いのでしょう?

このままこの状態でいることにしようか?それとも、スパッと別れてしまったほうがすっきりするのかしら?そんな感情が繰り返し襲ってくるのです。悶々とする日々の中で私は、「自分の本心はどうなんだろう?」と、問い続けました。そして出した結論は、「この家庭内別居状態を何とか修復して、お互いに思いやりのある人生を過ごしたい。」というものでした。

そこでまず手当たりしだいに、いろんなことをやってみました。お決まりのHOW TO本、講演、占い、講座などにも足を運びました。ただ、どれも確かにおっしゃってる事はごもっともなのです。でも、一時的な修復には効果があるかもしれないのですが何か違うような根本的に何か違うように思ったのです。

2、ある気づき

そんな頃、私はこんな映画を見ました。定年退職したご主人が末期がんを宣告されるという記録映画です。その御夫婦のお嬢さんが実写していたものです。それは病気になる前からの記録でした。ご主人が健康で仕事バリバリ状態のときに、奥さんが物を投げつけて、「私のことなど解ってくれない!」と、叫ぶシーンがありました。仕事ばかりでほとんど家を省みなかったご主人への、思いのたけをぶちまけたシーンでした。

ところが、ご主人に余命が宣告されお互いに過ごす時間に限りがあることを知って、お互いがお互いを思いやる気持ちから、お二人の心が変わっていくのです。そして奥さんが、「あなたがこんな良い人だったなんて、私はなぜ気がつかなかったのかしら?」と、心の奥から叫ぶような声でご主人に向って泣きながら言うのです。

この映画を見て、それは相手が変わったのではなく、奥さんが相手の気持ちに気がつかなかったわけでもなく、奥さんご自身の思いに変化があったのだと、私は思いました。

3、学びとの出会い

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夫婦の問題とは一見かけ離れてるようですが、「私達が生まれてきた本当の理由とは」という、その言葉に惹かれて、私はニチメコの門をたたきました。そしてそこで徹底して自分と向き合うことになるのです。

子供の頃に感じた感情と向き合う。子供の頃から周囲の大人たちに植え付けられた思い込みを、洗いざらい出し切る。そして、相手ではなく自分の内側にフォーカスする。これは自分ひとりではなかなかできるものではありません。

なぜなら、絶えずエゴが私の足を引っ張るのです。「そんなことしてもやっぱり相手が悪いんだから。」「結局は無理なんだよ。」「私はどうせこうなんだから。」と。でも、私は諦めませんでした。そこには励ましあえる仲間がいたから、そしてその先にあるものをどこかで感じていたから。

そのころ私が抱えていた問題は家庭内別居という夫婦の問題だけではなく、他にもいろいろ心に引っかかる問題を抱えていました。親の介護のこと、子ども達のこと、仕事のことなど。それらの問題には目を向けず、夫婦の問題ばかりに気をとられていたように思います。

それは、夫婦という関係において自分ではなく相手が悪いのだと、相手のせいにできるからでした。 わたしは学ぶことによって、自分が当然だと思ってる思い込みや、自分にとっての常識が、相手にとってはまったくそうでなかったとき、「自分は正しいのになぜ?」と、相手を批判してしまうと知りました。

4、自分と向き合う

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自分と向き合い始めてから、私には「全てを間違わずに、正確に行わなければならない。」という思い込みがあることに気がつきました。

そのために夫からほんの少し注意を受けただけで、出来なかったという思いが噴き出して、必要以上にへこんでいました。 そこで、その思い込みを探ってみたのです。

それ、子どもの頃に周りの大人達から教えられたことであったり、社会の常識を基準として私が捉えてることが基礎になっている正しさでした。そしてこれも、自分の思い込みが大いに影響してることを知るのです。

思い込みに気がつくヒントが感情でした。たとえば、時として心に沸き起こる「申し訳ない。私が悪いのだから、一生懸命尽くさなければ」という罪悪感と懲罰。別に悪いことをしてるわけでもないのに、夕食を作るのが遅れると感じる罪悪感。自分がちゃんとできなかったことへの後悔と無能感などが、絶えず私を襲っていました。

まだまだありました。「自分なんてどうせ」という自己卑下。「私ばかりが損をしてる」という被害者意識。「私がこうであったばっかりに」と、自分を悪者にしてしまう加害者意識。他に優越感や劣等感などなど。ことあるごとに、これらの感情を炙り出すような出来事が起きていました。

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そこで、ハイゼミで学んだことを実践しました。それらの感情を感じつくして、手放す。繰り返し繰り返しやってくる感情をただジーっと感じて手放す。これを繰り返すうちに意識に変化が起こりました。

自分が持ってる思い込みや、自分の中にある独りよがりの常識を捨てることによって狭い自分の意識が広がったのです。意識が広がるにつれ、別の見方ができるようになり、相手を受け入れられるようになってきました。 やがては、相手への非難の気持ちが相手への感謝の気持ちに変わっていったのです。

そうなると、持っている意識が創りだす現実が変化していきます。 そして、ついには今まで起きたこと全てに感謝できるときがやってきたのです。これこそが自分の中で起きた奇跡でした。

そして以前より、もっと夫の気持ちがわかるようになりました。ほんの些細な一言に夫からの思いやりを十分すぎるほど感じられるようになりました。

もし、この体験が無かったら、そしてこの学びに出会わなかったら、私の心はもっともっとどんどん狭くなって、そして全てを周りのせいにして、苦しい人生を送っていたことでしょう。「怪我の功名」「災い転じて福となす」とは、まさにこのことです。

気がつくと、二人にとって幸せなことが次々と起こり始めました。孫達が生まれて家族が増え、二人の間に会話が弾むようになり、やがては二人であちこち旅行をするまでになりました。 相手を非難する気持ちが、相手に感謝する気持ちに変化していったとき、現実も見事に変化していきました。意識が現実を創るということを実感したのです。

5、生きることの意味を知る

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今思うと、自分の内にある感情や思い込みが自分の意識をとても狭いものにしてたようです。放っておくとどんどん自分の意識が狭く小さなものになっていく。それで相手を許せない。受け入れられない。そういうことに繋がっていたのです。 この家庭内別居という体験は、私が多くのことを学ぶきっかけとなりました。

結果的に、私はニチメコで学ぶという一つの選択から自分の内側に意識を向け、自分の感情と対話することによって、夫婦の不協和音からお互いに感謝ができるという美しいハーモニーにたどり着いたのです。 つまりは、「私の意識が広がった」。こんな気がします。

その結果、小さな事に幸せを感じられるようになり、些細な事に感謝できるようになったのです。以前より繊細な生き方ができるようになったとも、言えるかもしれません。ただ、こうしてこの世界で生きてる限りまだまだいろんな感情やエゴがやってきます。でも、それらを手放すたびに、私の意識が広がっていく。そして、その意識の広がることこそが、この人生の目的なのだと知りました。

今苦しんでいらっしゃる方、その苦しみこそが幸せへの大きなチャンスの扉であることをお伝えしたかったのです。必ず幸せは用意されてます。自分と向き合うことによって。


       
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